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最近の内外情勢 2009年4月

4月4日(土)
  • 右翼団体が,北朝鮮のミサイル発射をめぐり,全国各地の朝鮮総聯関連施設などに対する抗議活動を実施(4日~,東京,大阪,福岡,宮城など)。
4月5日(日)
  • 北朝鮮が,ミサイル1発を発射。朝鮮中央通信は,同日,「運搬ロケット『銀河2号』によって人工地球衛星『光明星2号』を軌道に進入させることに成功した」旨報道。同発射を受け,我が国の衆議院は,7日,「北朝鮮のミサイル発射に対する非難決議」を採択。参議院も,8日,同決議を採択。
4月6日(月)
  • 共産党などが,防衛省や野党などに対し,在沖縄米海兵隊のグアム移転協定に反対する中央要請行動を実施(~7日,東京)。
4月9日(木)
  • 北朝鮮が,最高人民会議第12期第1回会議を開催し,金正日総書記を国防委員長に再選するとともに,張成沢党部長らを国防委員として新たに選出したほか,憲法改正に関する法令を採択。
4月10日(金)
  • 我が国政府が,対北朝鮮措置(北朝鮮籍船舶の我が国入港及び北朝鮮からの輸入の禁止)の1年間延長を閣議決定。官房長官が,同日,「我が国の対北朝鮮措置について」を発表。ミサイル発射に伴う追加措置として,北朝鮮への送金報告の下限額引き下げ(3000万円超→1000万円超)や,北朝鮮を仕向地とする現金等の携帯輸出の届け出下限額引き下げ(100万円超→30万円超)を表明。17日,これら措置実施のため,外国為替令改正を閣議決定。
4月11日(土)
  • タイ中部パタヤで,タクシン元首相支持派のデモ隊が,東南アジア諸国連合(ASEAN)関連会議の会場ホテルに,アピシット首相退陣を求めて乱入。東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス3(日中韓)首脳会議や東アジア首脳会議などの会議が中止。
4月12日(日)
  • 三里塚反対同盟熱田派と支援の過激派が,「2010年3月平行滑走路供用を許すな!東峰住民の追い出しをやめろ!一坪共有地を堅持しよう!4・12三里塚・東峰現地行動」を実施(千葉)。
4月13日(月)
  • 国連安全保障理事会が,北朝鮮によるミサイル発射に関する公式協議を開催し,議長声明を採択,「4月5日の北朝鮮による発射」について安保理決議1718号に違反すると非難。
4月14日(火)
  • 北朝鮮外務省が,声明を発表し,国連安保理による議長声明採択を非難。現状での6者協議参加の必要性を否定するとともに,「自衛的核抑制力」の強化を宣言。同日,国際原子力機関(IAEA)報道官が,声明を発出,北朝鮮が寧辺にいるIAEA監視団に対し,早急に出国するよう通告してきたと発表。
4月16日(木)
  • 公安調査庁が,オウム真理教・金沢施設に対する立入検査を実施(石川)。
4月20日(月)
  • 最高裁が,地下鉄サリン事件で実行犯の送迎役として殺人罪などに問われた元オウム真理教幹部・杉本繁郎被告の上告を棄却し,無期懲役が確定。
  • 「アルカイダ」ナンバー2のザワヒリ容疑者が,ウェブサイト上で声明を発表。オバマ米大統領について,「イスラム教徒の米国観を変えるような『変革』は何も行っていない」と批判。
4月21日(火)
  • 北朝鮮と韓国が当局間接触を実施。同接触において,北朝鮮は,「開城工業地区事業のために韓国側に与えていた制度的特恵措置の全面的再検討」の意向を表明したほか,同再検討のための当局間協議の開催を提案。
  • 中国外交部の姜瑜副報道官は,麻生総理が靖国神社に真榊を奉納したことに関し,定例会見で「靖国神社問題は中日関係における重大で敏感な政治問題である。適切かつ慎重な対応を望む」旨発言。
4月23日(木)
  • ラブロフ・ロシア外相が北朝鮮(~24日),韓国(~25日)を訪問。北朝鮮では,金永南最高人民会議常任委員長,朴宜春外相と会談。これら会談について北朝鮮外務省は,「ロシア側は,朝鮮民主主義人民共和国に対する国連制裁に反対するという立場を再確認し,6者協議がこれ以上必要なくなったという我が方の立場に留意」したとコメント(24日)。なお,ラブロフ外相の訪朝は2004年7月以来。
  • イラク・バグダッドの北東にあるムクダディヤで,イスラム教シーア派のイラン人巡礼者を標的にした自爆テロがあり,少なくとも47人が死亡。また,バグダッド中心部でも,救援物資を配布していた警察官らの付近で爆発が起き,少なくとも28人が死亡。
4月24日(金)
  • 公安調査庁が,オウム真理教・水戸施設に対する立入検査を実施(茨城)。

水戸施設立入検査状況(4月24日)
4月25日(土)
  • オウム真理教上祐派が,大阪施設(~26日)及び南烏山施設(29日)でゴールデンウィーク集中セミナーを開催(大阪,東京)。
  • 北朝鮮外務省報道官が,使用済み核燃料棒を再処理する作業が始まったなどと発表。
4月29日(水)
  • 北朝鮮外務省報道官が,国連安保理がこれまでの制裁決議などを撤回しない場合は,自衛的措置として,核実験及び大陸間弾道ミサイル発射実験,軽水炉燃料の技術開発も辞さない旨表明。
  • 麻生総理が中国を公式訪問(~30日)し,温家宝総理(29日)並びに胡錦濤国家主席(30日)と会談,世界的な金融不安と新型インフルエンザ問題に関して協力を強化することで一致したほか,日中ハイレベル経済対話の再開などで合意。また,北朝鮮の核開発問題では,6者協議の継続に向けた協力で一致。

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