この「内外情勢の回顧と展望」(平成17年1月版)は,厳しさを増す国際テロ情勢や北朝鮮をめぐる核・拉致問題などの諸問題,「麻原回帰」を一層鮮明化させたオウム真理教の動きなどを中心に,平成16年の内外公安動向を回顧して(11月末現在),今後を展望したものである。また,こうした情勢下での公安調査庁の取組と課題も併せて記述した。
なお,本文中,特に断りのない限り,「○月」との表記は,原則として平成16年(2004年)の当該月を指すこととした。また,本文に記載した人物の肩書きは,当時のものを使用することとした。