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立入検査実施結果について

2006年4月18日 更新
公 安 調 査 庁


オウム真理教施設に対する立入検査の実施について


 公安調査庁は,本日,団体規制法に基づき,警視庁を始め,各道府県警の支援・協力を得て,オウム真理教施設11か所に対して立入検査を実施しました。
 オウム真理教につきましては,これまで6年余にわたって観察処分を実施してまいりましたが,依然として,麻原彰晃こと松本智津夫及び同人の説く教義を絶対視しており,最近では,同人の説法を収録した書籍を相次いで発行し,これを教学する修行月間を連続して設定するなど,その姿勢をより鮮明にしております。
 こうした中,3月27日,東京高等裁判所が,麻原の死刑判決の控訴棄却を決定したことを受け,同人を盲信する信徒の動揺や危険な行動が懸念されることから,公安調査庁としては,教団による不法事案の防止と国民の不安解消を図るため,3月30日付けで,「麻原裁判関連特別調査本部」を立ち上げ,教団に対する調査・監視態勢を強化してきたところであります。
 今回の一斉立入検査はその一環であり,全国の教団施設のうち,教団の本部機能を有する南烏山施設を始め,北海道,宮城,愛知,大阪,福岡など9都道府県の11施設に対して,公安調査官約160人を動員して実施し,危険性をうかがわせる兆候の有無を確認するとともに,主要な信徒の動静把握等を行いました。
 その結果、
○  麻原の影響力について
 ほとんどの施設において、麻原の唱えるマントラ(呪文)が流されていたほか、三大教典を始め同人の著書が多数保管されていた。
○  麻原の控訴棄却について
 教義は残るので修行を継続するだけなどと、淡々と受け止める者がいる一方、質問に対し一切口を閉ざす信徒も数多く居たほか、裁判所の判断は承服できないなどと反発を示す言動もあった。
 施設内において、信徒に対して発出された「冷静な対応」を求める文書が保管されていた。
○  教団内の対立について
 横浜、大阪などで、上祐派、反上祐派がそれぞれ施設を確保した。
という事実が確認されたところであります。
 公安調査庁としては、引き続き、観察処分を厳正に実施し、不穏動向の早期把握に一層努力するとともに、公共の安全の確保と不安解消に努めてまいります。

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