立入検査実施結果について
公安調査庁は，オウム真理教施設に対し，次のとおり立入検査を実施した。

①　名古屋施設（愛知県名古屋市中区千代田所在）

②　豊明(とよあけ)施設（愛知県豊明市栄町所在）

①　名古屋施設
5月23日（金）午前7時29分から午後3時40分までの間
②　豊明施設
5月23日（金）午前7時27分から午後5時36分までの間

動員した公安調査官数
計30人。このうち施設内に立ち入った調査官は24人

今回の検査で7回目となり，7都府県下・10か所に対して実施。
※　立入検査の通算回数は今回で161回目となり，対象施設数は19都道府県下・延べ303か所（実数117か所）。

名古屋施設は，主流派出家信徒が常駐して，愛知県，三重県，岐阜県の在家信徒を指導・教化するための活動拠点であることが改めて確認された。また，同施設内からは，麻原に関連する物件が多数確認された。このほか，教団が，危険とされる教義を破棄するとして，回収を指示した教団刊行物が発見された。
一方，豊明施設は，上祐派が愛知県内に新たに確保した物件であり，愛知県，三重県，岐阜県の在家信徒を指導・教化するための活動拠点であることが確認された。