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行刑改革会議第7回会議議事概要

1 日時

平成15年11月17日(月)14時から16時50分

2 場所

法務省第1会議室(20階)

3 出席者

(委員等,敬称略)
 (相談役)後藤田正晴(元副総理),(座長)宮澤弘(元法務大臣),(委員)井嶋一友(弁護士・元最高裁判所判事),江川紹子(ジャーナリスト),大平光代(弁護士),菊田幸一(明治大学法学部教授),久保井一匡(弁護士・前日本弁護士連合会会長),瀬川晃(同志社大学法学部長),曾野綾子(作家・日本財団会長),高久史麿(自治医科大学学長),滝鼻卓雄((株)読売新聞東京本社取締役副社長・編集主幹),成田豊((株)電通会長),野﨑幸雄(弁護士・元名古屋高等裁判所長官),広瀬道貞(全国朝日放送(株)(テレビ朝日)社長),南博方(一橋大学名誉教授),宮澤浩一(慶応義塾大学名誉教授)(委員・50音順)
(法務省)
野沢太三法務大臣
(事務局)
但木敬一事務局長,大林宏事務局長代理,小津博司事務局長代理,倉吉敬事務局長代理,杉山治樹事務局次長

4 議題

(1) 海外視察結果の報告・質疑
(2) 日本の行刑の沿革について(矯正局説明)
(3) 分科会検討状況について(各分科会長の報告,意見交換)
(4) その他

5 会議経過

(1) 南委員,大平委員,野﨑委員,久保井委員から,別添資料1【PDF】(行刑改革会議海外視察結果報告書)に基づき,海外視察結果について報告がなされた。報告書に記載された内容以外の発言の要旨は以下のとおり。
(南委員:全般)
 脱走,暴動の阻止のために厳重な警備をしている一方で,受刑者にも一般市民と同様の自由を認め,社会復帰のための外部との交流を保障していること,プライバシーが保たれていることがうかがえた。これに比べて我が国の行刑を見た場合,国際水準に及ばないと映るのではないかと感じた。
(大平委員:英国)
 視察した刑務所は重警備の刑務所であり,職員は大変に緊張して職務に当たっている様子が見られた。職員の数が多いため,施設の運営が可能になっているという感想を持った。
(野﨑委員:仏国)
 日本の刑務所と比べて開放度に格段の差があるが,施設の平穏を維持するために自由を認めており,矯正をどれだけ重視しているのかという感想を持った。国際的にも受刑者に自由を認める趨勢となっており,刑務官を海外に派遣し,見聞を広めさせることが必要ではないかと感じた。
(久保井委員:独国)
 ここまで開放するのかという印象を受けた。我が国が手本としたドイツにおいてこれほど自由を認めるに至ったことは無視できないと思う。
(2) 曾野委員から南アフリカの刑務所視察結果について,菊田委員からアメリカ合衆国の刑務所視察結果について,それぞれ報告がなされた(菊田委員の報告内容については,別添資料2【PDF】のとおり)。
(曾野委員:南アフリカ)
・ ヨハネスブルク近郊のボッツバーグ矯正施設を見学した。
・ 所内は非常に清潔であった。
・ 受刑者たちは何をすることもなく,ぼんやり中にいるという感じだった。
・ 印象的であったのは,どの部屋も風が吹き抜けており,日本の保護房のような部屋は見あたらなかった。
・ 労働は成績のいい人だけが受ける特権である。
(菊田委員:米国)
・ 目的別に収容分類がなされている。
・ 隔離房においても生活に必要なものは制限しておらず,手紙のやりとり,読書なども自由に認められている。
・ 弁護士が施設に一人駐在しているが,相談はほとんど行われていない。
(3) 日本の行刑の沿革について,矯正局柴田官房参事官から別添資料3【PDF】に基づき報告がなされた。
(4) 各分科会の検討経過について,宮澤(浩)第1分科会長から別添資料4【PDF】及び【PDF】に基づいて,南第2分科会長から別添資料6【PDF】及び【PDF】に基づいて,高久第3分科会長から別添資料8【PDF】及び【PDF】に基づいて,それぞれ報告がなされた。主な意見は以下のとおり。
・ 仮釈放の運用を積極的に行うという点は賛成であり,手続の簡素化についても結構だと思う。但し,手続は簡素であるだけではなく,適正であり,公正であることが必要。仮釈放が認められない場合の理由の告知も大切であり,検討すべき。
・ 矯正と保護との連携という観点からすると,両者の間で,互いのことを余り知らないという問題がある。
 告知については施設の分類部門の職員が口頭で行っているようであるが,その内容については確認していない。指摘の点は分科会で詰めて議論し,次回報告したい。
・ 社会内処遇への移行を考える際には,生活力を確保するようにしなければならない。例えば,男性受刑者の場合,釈放されても食事を作ることができないのでは社会復帰の支障になる。
・ 軍隊式行進は廃止するのか。
・ 分科会では,規律の細かいところを議論するのはいかがかという意見が多い。社会内の一般常識,通念に照らして妥当性を考えれば良いのではないかと思う。
・ オイッチニというかけ声をかけて行進することはやめるということについては,分科会でも一致したところであり,いわゆる軍隊式行進は廃止するということは言っても良いのではないか。
・ 死亡事案を公表するということであるが,プライバシーの問題はどのように考えるのか。
・ プライバシーに反しない適宜の方法で公表するということを考えている。

6 今後の日程等

・ 次回は,12月8日(月曜日)午後2時開催予定。
・ 次回は,各分科会の検討結果の報告・議論を行い,最終提言の骨子についての検討を行う予定。
(文責行刑改革会議事務局)
-速報のため,事後修正の可能性あり-

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