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更生保護のあり方を考える有識者会議(第17回)議事概要

1 日時

平成18年6月27日(火)午後4時から午後4時45分まで

2 場所

法務省第一会議室

3  出席者

(委員等,敬称略)
(座長)野沢太三(社団法人日中科学技術文化センター会長・元法務大臣),(座長代理)金平輝子(日本更生保護女性連盟会長・元東京都副知事),(委員)清原慶子(三鷹市長),佐伯仁志(東京大学法学部教授),佐藤英彦(前警察庁長官),瀬川晃(同志社大学法学部教授),田中直毅(21世紀政策研究所理事長),堀野紀(弁護士),本江威憙(公証人・元最高検察庁公判部長),桝井成夫(前読売新聞東京本社論説委員)(委員・50音順)
(法務省)
 三ツ林隆志法務大臣政務官ほか
(事務局)
 麻生光洋事務局長ほか

4  議題

(1) 最終報告書について(取りまとめ)
(2) 法務大臣政務官あいさつ
(3) 委員からの発言
(4) 座長あいさつ

5  会議経過

(1) 最終報告書「更生保護制度改革の提言-安全・安心の国づくり,地域づくりを目指して-」を全会一致で決定した。
(2) 三ツ林法務大臣政務官から,別紙【PDF】のとおりあいさつがなされた。
(3) 各委員から,以下のとおり,最終報告書取りまとめ等に関する所感が述べられた。
・  有識者会議が始まった頃は,更生保護の課題に目がいき,厳しい意見,特に保護観察官に厳しい意見を述べてきたが,検討を重ねる中で見えてきたものも多かったし,現場の視察により,直接保護観察官等と意見交換をすることで,解決の方法が見えてきたと感じた。この最終報告書が,更生保護だけでなく,弱い人も含めたみんなが一緒に生きていける社会の構築に寄与できればと思う。また,この想いが更生保護の担い手にも伝わることを願っている。
・  更生保護が目的としている改善更生を通じての再犯防止には逆風が吹いているように思う。社会から隔離することや力で圧することによる再犯防止への要望はまだ強い。しかし,更生保護が目的としている改善更生を通じた再犯防止の強化が必要であり,そのためには処遇の充実が必要である。そうしたコンセプトでこの最終報告書が取りまとめられたことにとても満足している。
・  法務省は,担い手である保護観察官や保護司の意見を真摯に受け止めながら,この最終報告書の実現に向けて頑張ってほしい。
・  今後,保護観察官は,改善更生のための支援と再犯防止の責務をどうやって統一していくのかという難しい課題を抱えながら仕事に取り組むことになるが,是非頑張ってほしいと思う。また,保護司には,その善意を受け止めながら議論を重ねてきたことを踏まえながら最終報告書を読んでもらえればと思う。
・  これまでの議論においては,市長という立場から,地域の視点で意見を述べてきたつもりである。野沢座長が,常に「地域」をキーワードに据えて議論を進めてこられたことに感謝申し上げたい。地域こそ更生保護の現場ということを強く感じる。法務省には,地域には担い手がたくさんいることを信じて,最終報告書の実現に向けて,おもいきって取り組んでほしい。
・  「はじめに」の中に「我が国の更生保護制度は,これまで国民の十分な理解を得られず,国や法曹三者の認識が十分でなく,余りにも脆弱な人的・物的体制の下で推移し,民間篤志家に過度に依存してきた。」とある。法務省は,こうした事実を認識し,改革のスタートにすることが大切である。官から民へ,小さな政府を,という流れの中で,この最終報告書は,保護観察官の大幅な増員を求めるものだが,戦後半世紀にわたって脆弱な体制を放置してきたことを解決しようとするものであって,他とは事情が違う。
・  「おわりに」の中に,「法務省を始め,国が,現在の危機的な状況を招いた責任を自らにあることを謙虚に反省し,不退転の決意で…」という文章があるが,法務省にあっては,不退転の決意で臨まないと実現できないことが多いと思う。行政改革の流れ等の中にあって,今後,困難さが予測されるが,法務省には実現してもらわなければならない。この最終報告書は,これまで国民は「更生保護制度」を認識することがなかったが,実はとても大切な制度であることに気付かせてくれるものだと思う。
・  これまでの新聞報道の中に,最終報告書の内容を正確に反映していないと思われるものもある。是非,正確な情報を提供していただきたい。
・  横断的視点を持った最終報告書を取りまとめることができてよかったと思う。森鴎外は「普請中」を書いたが,更生保護にも大きな普請が必要である。そもそも,普請に終わりはなく,常に,修繕,すなわち制度等の改善をしていく必要がある。有識者会議を通して,更生保護について考える機会を与えていただき,感謝している。
・  「おわりに」の最後の段落に,「犯罪や非行をした人たちが,一人の国民として尊重され,差別されることなく,地域社会で他の住民たちと共に生き,他者の人権を侵害する過ちを二度と繰り返さずに生き抜く意欲を持ち続けられるような成熟した社会,真に安全・安心が確保された社会を実現するための一助となることを願い,本報告を締めくくることとする」とあるが,この文章に有識者会議の議論が象徴されていると思う。更生保護は,ひとりひとりを大切にする,最後まで諦めないというメッセージを打ち出すことができたと思う。
(4) 野沢座長から,「この改革を成し遂げるためには,国民の理解や協力が何よりも重要であり,我々は,今後も法務省の応援団として,その取組を見守っていきたい。最終報告ではあるが,ここからが本当のスタートである。法務省には是非頑張っていただきたい」とのあいさつがなされた。


(文責 更生保護のあり方を考える有識者会議事務局)

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