少年矯正を考える有識者会議 第1回議事概要
1 日時:平成22年1月26日(火)午後1時00分から午後4時10分まで
2 場所:東京高等検察庁第2会議室
3 出席者
(委員)
石附 敦(京都光華女子大学大学院人間関係学研究科長・教授)
市川宏伸(医師・東京都立梅ヶ丘病院院長)
岩井宜子(専修大学法科大学院副院長・教授)
影山秀人(弁護士)
川﨑道子(元中央更生保護審査会委員)
津富 宏(静岡県立大学国際関係学部准教授)
徳地昭男(元武蔵野学院長)
広田照幸(日本大学文理学部教授)
廣瀬健二(立教大学大学院法務研究科教授)
本田恵子(早稲田大学教育・総合科学学術院教授)
毛利甚八(作家)
(委員・敬称略,50音順)
(法務省)
加藤公一法務副大臣,尾﨑道明矯正局長ほか
4 議題
(1)法務大臣あいさつ
(2)配布資料等説明
(3)委員自己紹介
(4)出席者自己紹介
(5)座長及び座長代理選任
(6)座長あいさつ
(7)議事の公開等の在り方について
(8)矯正局による報告等
(9)意見交換
5 会議経過
(1) 法務大臣から,別紙1のとおり挨拶があった(副大臣代読)。
(2) 事務局から配布資料について説明を行った。
(3) 各委員が自己紹介を行った。
(4) 法務省側出席者が自己紹介を行った。
(5) 委員による互選の結果,座長に岩井委員,座長代理に広田委員がそれぞれ選任された。
(6) 岩井座長からあいさつがあった。
(7) 議事の公開等の在り方については,議事概要,議事録,資料の法務省ホームページへの掲載により公開するとともに,必要に応じて,会議終了後,事務局による記者への議事概要説明を実施することで決定された。
(8) 矯正局から,少年院及び少年鑑別所の運営概況並びに広島少年院不適正処遇事案を踏まえ採った措置等について報告が行われた(別紙2)。
(9) 各委員が,今後の会議における検討事項等について,主に以下のような意見等を述べた(順不同)。
・ 広島少年院不適正処遇事案から何を学ぶかがテーマであり,第三者機関の設置は必要。透明性の確保について検討すべき。
・ 人権侵害防止の観点から,少年の生の声を聴ける仕組みの導入や第三者機関の設置を検討すべき。
・ 少年院及び少年鑑別所で勤務する職員の業務負担の増加は否めず,人員の確保を含め職員体制の見直しを検討すべき。
・ これまでの矯正教育の成果は評価すべきであり,透明性確保や法令遵守等は確かに重要であると思うが,そのために教育が後退してはならない。
・ 社会の変化とともに,職員及び少年の気質等も変化しており,どのような矯正教育を実施すべきかを検討すべき。
・ 処遇困難な少年への対応等から現場職員のストレスが大きい。職員研修の内容の充実,処遇困難者を対象とするプログラムの構築を検討すべき。
・ 現場職員から具体的な問題点等について意見を聴くべき。
(10) 次回は,多摩少年院の施設視察,現職の法務教官との意見交換,今後の議論の進め方等についての検討を行うこととされた。
6 今後の日程
2月15日(月) 多摩少年院視察及び第2回会議(同少年院会議室で開催)
―速報のため,事後修正の可能性あり―
(文責 事務局)
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