法制審議会第１２９回会議（平成１２年２月２２日開催）

平成１２年２月２２日
担当：法務省司法法制調査部

　１ 　刑事手続において，犯罪被害者への適切な配慮を確保し，その一層の保護を図るための法整備について
　２ 　商法等の一部を改正する法律案要綱（案）について

１	刑事法部会長から，諮問第４４号に関し，同部会がとりまとめた「刑事手続における犯罪被害者保護のための法整備に関する要綱骨子（案）」について，審議の経過及び結果に関する報告がなされた。 　この要綱骨子（案）は，性犯罪の告訴期間の撤廃とともに，証人の負担軽減措置，被害者等による心情その他の意見の陳述の制度及び被害者等の損害回復を容易にするための制度等の導入を内容とするものである。 　審議・採決の結果，同要綱骨子（案）は，原案どおり採択され，法務大臣に答申された。

２	商法部会長から，諮問第１１号に関し，同部会がとりまとめた「商法等の一部を改正する法律案要綱（案）」について，審議の経過及び結果に関する報告がなされた。 　この要綱（案）は，会社が，その組織の再編成を容易に行い得るようにするため，その営業を新たに設立する会社又は既存の会社に承継させるとともに，これらの会社の発行する株式を分割をする会社又はその株主に割り当てる，会社分割法制を整備することを内容とするものである。 　審議・採決の結果，同要綱（案）は，原案どおり採択され，法務大臣に答申された。

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議事録
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