法制審議会刑事法部会第６３回会議（平成８年１２月１８日開催）

組織的な犯罪に対処するための刑事法の整備に関する諮問第４２号について

　事務当局から配布資料等に関する説明がなされた。
　その後，諮問別紙第一の事項（組織的な犯罪に関する刑の加重等）について審議が行われ，主として，一定の組織的な犯罪の刑の加重について，そのような刑の加重の根拠及び必要性（違法性の評価，役割等の個別の事情の評価，量刑の実情等），参考試案別表１の罪の選択（詐欺，常習賭博，賭博場開張等図利，身の代金目的略取等など），用語の意義（「犯罪を実行するため」，「団体の活動として」，「団体（組織）を作り」，「不正な権益」等），共犯論との関係等の諸点に関し，様々な意見が表明され，次回に継続して審議することとされた。