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法務大臣閣議後記者会見の概要

令和2年11月6日(金)

  今朝の閣議において,法務省案件はございませんでした。
  続きまして,私から2件御報告がございます。
  1件目は,女性の人権ホットライン強化週間についてです。
  来週,11月12日(木曜日)から11月18日(水曜日)までの7日間,「全国一斉『女性の人権ホットライン』強化週間」を実施いたします。
  「女性の人権ホットライン」は,DVやハラスメントを始めとする,女性をめぐる様々な問題の解決を図るための専用相談電話です。
  この強化週間は,毎年,この時期に,内閣府の男女共同参画推進本部が中心となって実施している「女性に対する暴力をなくす運動」に合わせて実施しているものです。
  強化週間中は,平日の相談受付終了時間を,通常の午後5時15分から午後7時まで延長するとともに,普段受付をしていない土曜日・日曜日にも相談を受け付けます。
  悩みを抱える女性の方々を一人でも多く救うことができるよう,報道機関の皆様方には,この取組の周知に御協力をお願いいたします。
  次に2件目は,法務省関連の新型コロナウイルス感染症の感染状況についてです。
  10月30日(金曜日)から昨日までの1週間に,府中刑務所職員1名,東京拘置所職員1名,計2名の感染が判明しております。詳細は既に公表されているとおりです。
  なお,被収容者の感染判明はございませんでした。

「女性の人権ホットライン」に関する質疑について

【記者】
  今大臣がおっしゃられた「女性の人権ホットライン」についてお伺いしたいのですが,新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で,女性に対する暴力,DVが増えたといった指摘もあるかと思いますが,そういった現状も踏まえて,ホットラインをどう活用していただきたいのかという意気込みをお聞かせください。

【大臣】
  今,御指摘がありました新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景とするものも含めまして,一切の暴力やハラスメントは,絶対にあってはならないものと認識しております。
  「女性の人権ホットライン」では,日々,夫から暴力,これは言葉の暴力を含むわけですが,これを受けているとか,職場でセクハラを受けている,ストーカー行為を受けている,知り合いの若い女性がAV出演強要の被害に遭ったなどの様々な相談にしっかりと応じているところでございます。
  また,最近では,インターネット上で誹謗・中傷を受けている,新型コロナウイルス感染症との関連で医療従事者であることを理由にサービスの提供を断られたといった相談も寄せられているところでございます。
  「女性の人権ホットライン」強化週間は,これを広報し,報道していただくことにより,ホットラインの存在をより多くの方に認識していただき,一人でも多くの悩みを抱える女性の方々から相談していただけるようにするための取組でございます。
  法務省におきましては,相談体制を強化した上で,寄せられた相談に対しまして,しっかりと相談者の方に寄り添った対応を行うとともに,必要に応じて,調査救済活動を行い,悩みを抱える女性の方々を一人でも多く救えるよう努めてまいりたいと考えております。

(以上)