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第3節 再犯の防止等に関する施策の動向を把握するための参考指標

3 学校等と連携した修学支援の実施等関係

(1)少年院において修学支援を実施し、出院時点で復学・進学を希望する者のうち、出院時又は保護観察中に復学・進学決定した者の数及び復学・進学決定率【指標番号12】

指標番号12 少年院において修学支援を実施し、出院時点で復学・進学を希望する者のうち、出院時又は保護観察中に復学・進学決定した者の数及び復学・進学決定率

(2)上記により復学・進学決定した者のうち、保護観察期間中に高等学校等を卒業した者又は保護観察終了時に高等学校等に在学している者の数及びその割合【指標番号13】

指標番号13 上記により復学・進学決定した者のうち、保護観察期間中に高等学校等を卒業した者又は保護観察終了時に高等学校等に在学している者の数及びその割合

 2019年(令和元年)の少年院出院者のうち、在院中に修学支援を実施し、出院時点で復学・進学を希望する者は251人であったところ、そのうち、出院時に復学・進学決定した者の数及び復学・進学決定率は、それぞれ70人、27.9%であった。

 また、2018年(平成30年)1月以降に少年院を出院し、2019年中に保護観察が終了した者のうち、少年院において修学支援を実施し、出院時点で復学・進学を希望する者は49人であったところ、そのうち、出院時又は保護観察期間中に復学・進学決定した者の数及び復学・進学決定率は、それぞれ34人、69.4%であった。さらに、当該者のうち、保護観察期間中に高等学校等を卒業した者又は保護観察終了時に高等学校等に在学している者及びその割合は、それぞれ28人、82.4%であった。

(3)矯正施設における高等学校卒業程度認定試験の受験者数、合格者数及び合格率【指標番号14】

指標番号14 矯正施設における高等学校卒業程度認定試験の受験者数、合格者数及び合格率

 矯正施設における高等学校卒業程度認定試験(【施策番号63】参照)の受験者数について、2019年度(令和元年度)は872人であった。

 2019年度の全科目合格者数は、387人であり、その合格率は、近年上昇傾向にあり、2019年度は44.4%と、過去最高であった。また、全科目合格を含む1以上科目合格率は、近年90%以上の高い水準を維持しており、2019年度は94.8%であった。