
第2節 再犯の防止等に関する施策の成果指標
4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率【指標番号4】

指標番号4-1 2年以内再入率(罪名別)の推移

指標番号4-2 2年以内再入率(特性別)の推移


指標番号4-3 少年院出院者の2年以内再入院率の推移

2021年(令和3年)出所者の2年以内再入率について、主な罪名・特性別で見ると、「窃盗」(19.8%)、「高齢(65歳以上)」(19.7%)が全体(14.1%)よりも高くなっている。
また、2021年(令和3年)出所者の2年以内再入率は、2020年(令和2年)出所者と比べて、「覚醒剤取締法違反」(2.7ポイント減)、「窃盗」(0.2ポイント減)、「高齢」(1.0ポイント減)が低下した一方、「性犯罪」(3.2ポイント増)、「傷害・暴行」(1.7ポイント増)、「女性」(1.1ポイント増)は上昇している。
一方、少年院出院者の2年以内再入院率については、「再犯防止に向けた総合対策」(平成24年7月20日犯罪対策閣僚会議決定)において、2021年(令和3年)までに8.8%以下にするとの数値目標を設定していたところ、2021年(令和3年)出院者の2年以内再入院者数は121人、2年以内再入院率は7.7%となって当該目標を達成した。