
第3節 再犯の防止等に関する施策の動向を把握するための参考指標
2 保健医療・福祉サービスの利用の促進等関係
(1)特別調整により福祉サービス等の利用に向けた調整を行った者の数【指標番号10】

特別調整(【施策番号36】参照)により福祉サービス等の利用に向けた調整を行った者の数は、出所受刑者数が近年減少している中、ほぼ横ばいで推移しており、2022年度(令和4年度)は752人と前年度(826人)よりも減少した。
なお、内訳(複数該当あり)を見ると、これまでは「高齢」が最も多かったが、2022年度(令和4年度)は「高齢」、「精神障害」が同数で最も多くなっている。
(2)薬物事犯保護観察対象者のうち、保健医療機関等による治療・支援を受けた者の数及びその割合【指標番号11】

薬物事犯保護観察対象者のうち、保健医療機関等による治療・支援を受けた者の数及びその割合は、調査の開始(2016年度(平成28年度))以降、増加・上昇傾向にあったが、2022年度(令和4年度)はそれぞれ481人、5.9%と前年度(536人、6.3%)よりも減少・低下した。