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新パッタニ統一解放機構(新PULO,New PULO)
New Pattani United Liberation Organization

主な活動地域

タイ(深南部〈パッタニ県,ヤラー県,ナラティワート県,ソンクラー県の一部〉等)

組織の概要

「新パッタニ統一解放機構」(新PULO)は,1995年,アロン・ムーレン,アブドゥル・ラフマン・バゾら「パッタニ統一解放機構」(PULO)反主流派が,犯罪組織との連携の是非等をめぐる主流派との対立を契機にPULO(以下,旧PULO)を脱退して設立したタイ深南部におけるイスラム独立国家の建設を目指す武装組織である。

最高幹部らは,マレーシア北部・クランタン州を拠点とし,地元住民の支持を獲得するために,タイ深南部において政府関連施設に対する攻撃を実行した。

同組織は,1997年8月,分離主義武装組織の連合組織「パッタニ独立統一戦線」(略称「ベルサトゥ」〈統一の意〉)に参加し,旧PULO等と連携した。1998年には,設立者の一人であるムーレンが意見対立から脱退した。同年,最高指導者バゾ及び軍事部門指導者ダオー・タノムが拘束されたほか,幹部らが相次いで国外へ逃亡したため,組織は弱体化したとされる。

最高指導者バゾの拘束後,サアリー・タロー・マヨ(2000年死亡),次いでカマエ・ユソフが最高指導者に就任し,活動を継続したが,タイ当局による摘発作戦によって,軍事的能力は低下したとされる。新PULO及び旧PULOは,2005年,シリアで開催した会合で両PULOの再統合を決定し,「パッタニ統一解放機構連合」(「PULO連合」〈United PULO,PULO Bersatu)を結成した。

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