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西パプア民族解放軍(TPNPB)
Tentara Pembebasan Nasional Papua Barat, West Papua National Liberation Army

主な活動地域

インドネシア(パプア州)

組織の概要

「西パプア民族解放軍」(TPNPB)は,1965年以降,パプア民族の独立を掲げて活動する分離主義運動の総称とされる「自由パプア運動」(OPM)の軍事組織(13派閥で構成)であり,1973年3月に設立された。指導者(「最高司令官」)はゴリアト・タブニ(Goliat Tabuni,2012年5月就任)である。2009年時点の勢力は1,532人とされる(国軍推計)。

TPNPBは,インドネシアからのパプア州及び西パプア州の独立を掲げ,国軍や政府当局者,公共事業の作業員等のほか,米国系企業が運営する金及び銅鉱山に対する襲撃を繰り返してきた。また,2017年11月には,これらの鉱山に近い村を占拠する事件を実行し,住民の救出に当たった治安部隊と衝突したほか,2018年6月には,統一地方首長選挙の監視団を乗せた航空機を銃撃して3人を殺害するなど,同選挙の妨害を図った。さらに,同年12月には,同州の国道建設工事現場で国営企業の作業員を襲撃し,19人を殺害した。

また,2019年8月以降,パプア系住民への差別に端を発して,パプア州等の独立を求める運動が同州等で暴徒化していた中,TPNPBは,国軍や警察への襲撃を繰り返した。

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