フロントページ > 国際テロリズム要覧2021 > 注目される国際テロ組織、世界のテロ・ゲリラ組織等の概要及び動向 > イスラム軍(AOI)

イスラム軍(AOI)
Army of Islam, Jaysh al-Islam

米国FTO(2011年5月19日)

主な活動地域

パレスチナ自治区(ガザ地区)

組織の概要

「イスラム軍」(AOI)は,2005年末,ガザ地区で活動する「人民抵抗委員会」(PRC)の軍事部門「サラハディン旅団」を率いていたドゥグムシュ族が,「PRCはイスラムに忠実でない」との不満から組織を離脱し,パレスチナ解放及びイスラム国家樹立を目指して設立したとされる武装組織である。最高指導者はムムタズ・ドゥグムシュ(別名アブ・ムハンマド)であり,ガザ地区内での犯罪活動から資金を獲得しているとされる。

2006年6月,「ハマス」等と連携してイスラエル兵士を誘拐したほか,2007年3月にガザ地区で発生した英国BBC記者誘拐事件への関与も自認した。同事件では,英国が「アルカイダ」関係者として拘束中のパレスチナ系ヨルダン人アブ・カタダの釈放を要求したが,同年7月,「ハマス」による仲介に応じ,ガザで同記者を解放した。また,AOIは,2011年1月にエジプト北部・アレクサンドリアで発生したコプト教教会に対する爆弾テロ事件(25人死亡,約100人負傷)への関与も指摘されている。

AOIは,「アルカイダ」との連携が指摘され,オサマ・ビン・ラディンが死亡(2011年5月)した際には,哀悼の意を示した。

なお,AOIは,2015年9月,「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)への忠誠を誓う声明を発表して以降,ISILへの支持を継続的に表明している。

このページの先頭へ