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ファタハ・アル・イスラム(FAI)
Fatah al-Islam, Fatah al-Islam Organization in the Levant

主な活動地域

レバノン,シリア

組織の概要

「ファタハ・アル・イスラム」(FAI)は,2006年11月,パレスチナ人シャキール・アル・アブシが設立したとされるスンニ派過激組織である。武装闘争によるイスラム国家樹立を活動目的としている。レバノン北部・トリポリ近郊のパレスチナ難民キャンプのナハル・アル・バレドに拠点を置いていたが,現在は不明である。

2007年9月,レバノンのシニオラ首相(当時)は,同国軍による約3か月間の軍事作戦の結果,同難民キャンプからFAIを掃討した旨宣言したが,アブシを含む残党勢力は,敗走後も組織を維持してきたとみられ,2008年1月には,アブシがレバノン軍への復讐を宣言する旨主張した。

その後も,FAIは,2008年8月のトリポリにおける爆弾テロ,同年9月のシリア首都ダマスカスにおける自爆テロ等に関与したとされる。

FAIは,同年12月,アブシがダマスカス南方のジェルマナで,同国治安部隊による急襲を受けて死亡し又は拘束されたことを受け,アブドルラフマン・アワドが後任指導者に就任したが,アワドも,2010年8月,レバノン中部・シュトゥーラで,同国治安部隊による掃討作戦で死亡したとされる。

FAIは,2012年以降,幹部を含むメンバーが,シリア国内で同国政府軍との戦闘に参加してきたとされる。

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