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ジャイシュ・アル・アドル(JAA)
Jaish al-Adl, Saazmaan-e Jaish al-Adl, Army of Justice

米国FTO(2019年7月2日)

主な活動地域

イラン(南東部),パキスタン(南西部),アフガニスタン(南西部)

組織の概要

「ジャイシュ・アル・アドル」(JAA)は,2012年中頃から同年末にかけて,「ジュンダラ」の元メンバー等が,アブドッラヒム・モッラーザーデ(別名サラーホッディン・ファルーキ)を指導者として結成したバルーチ人武装組織である。イラン政府の打倒,同国内のスンニ派の権利擁護等を掲げる一方,バルーチ人による分離主義とは無関係との姿勢を示している。主に同国南東部・シスタン・バルチスタン州で活動しており,勢力は最大数百人とされる。

2013年頃から,国境警備隊に対し襲撃や誘拐を繰り返しているが,2019年2月には,同州ザーヘダーン近郊でイラン革命防衛隊(IRGC)隊員が乗車したバスに対する自爆テロ(隊員27人が死亡)を実行し,犯行声明を発出した。2020年は,3月にシスタン・バルチスタン州でIRGCに対する爆弾テロを自認したほか,11月にはパキスタン南西部・バルチスタン州トゥルバトで,最高幹部の一人がパキスタン軍との戦闘の末に死亡した。

JAA広報担当アブドッラウフ・リーギーは,「ジュンダラ」の指導者アブドルマーレク・リーギー(2010年6月死亡)の実兄とされ,「ジュンダラ」の広報担当を務めていたとされる。

米国国務省は,2019年7月,「ジャイシュ・アル・アドル」(JAA)を「ジュンダラ」(下記参照)の別称として外国テロ組織(FTO)に指定した。

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