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ペジャーク(PJAK)
Party for a Free Life in Kurdistan、Kurdistan Free Life Party、Partiya Jiyana Azad a Kurdistane

主な活動地域

イラン(北西部)、トルコ(東部)、イラク(北部)

組織の概要

「ペジャーク」(PJAK)は、2003年に「クルド労働者党」(PKK)の支援を受け、イラン国内におけるクルド人の自治国家樹立を目的として設立された武装組織である。「ペジャーク」の名称は、クルド語の正式名称の頭文字から取ったものであり、「クルディスタン自由生活党」(KFLP)とも称される。2016年以降の共同議長はシアマンド・モイニ及びジラン・ベジンであり、軍事部門「東クルディスタン部隊」(YRK)及び女性戦闘員で構成される「女性防衛部隊」(HPJ)には、推定計3,000人(2015年3月時点)のメンバーがいるとされる。PJAKは、当初、クルド人の権利向上を主張する大衆組織を志向したが、2005年頃からイラン軍・治安当局との武力対決姿勢を鮮明にした。

イラン北西部の国境地帯を活動範囲とし、主に同国の軍・治安当局に対する銃撃、爆弾テロ、政府要人の誘拐等を行っており、2011年7~9月には、「アラブの春」に伴う周辺地域の不安定化等を背景に、イラン当局に対するテロを続発させた。イラン当局は、PJAKに対する掃討作戦を実施し、同年9月下旬には、同組織をイラン国内から一掃した旨発表した。しかし、その後も、イラク及びトルコとの国境地帯では、PJAKとイランの軍・治安当局との衝突事件等が発生している。2020年9月、イランのロウハニ大統領(当時)とトルコのエルドアン大統領は、両国の協力拡大合意の共同声明の中で、PKK及びPJAKを名指しした上で、合同軍事作戦を含めた両国国境沿いのテロ対策を推進すると明言した。

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