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インド共産党毛沢東主義派(CPI-M)
Communist Party of India-Maoist

主な活動地域

インド(ビハール州、ジャールカンド州、チャッティスガル州、オリッサ州、西ベンガル州等)

組織の概要

「インド共産党毛沢東主義派」(CPI-M)は、2004年9月、「人民戦争グループ」(PWG)及び「毛沢東主義・共産主義センター」(MCC)が統合して設立されたナクサライト(暴力革命による社会変革を目指すインド極左過激組織の総称)を代表する武装組織である。CPI-Mは、農民を組織してテロを実行することで、「抑圧的な政府」を打倒し、共産主義政権を樹立することを目指している。最高指導者(初代)は、組織統合時にPWG最高指導者を務めていたムッパラ・ラクシュマン・ラオ(別名ガナパティ)とされる。CPI-Mは、2017年、組織の若返りを目指す方針を決定したとされ、2018年11月、高齢と健康上の問題を理由にガナパティを事実上更迭し、中央軍事委員長ナムバラ・ケシャヴ・ラオ(別名ヴァサヴァラジュ)を最高指導者に選出したとされる。

CPI-Mは、インド東部及び中部を主な拠点とし、2013年5月には、中部・チャッティスガル州で、最大与党(当時)「コングレス党」の地方議員らの車列を襲撃するテロ(議員を含む少なくとも27人が死亡、36人が負傷)を実行したほか、2017年4月には、同州で、CPI-Mのメンバー約300人が同国治安部隊を襲撃し(隊員25人が死亡)、2019年5月には、中西部・マハーラーシュトラ州ガドチロリで、治安部隊の車両を標的とした即席爆発装置(IED)を爆発させた(16人が死亡)。

CPI-Mは、インド政府による掃討作戦、幹部の離脱等に加え、マロジュラ・コテシュワル・ラオ(別名キシェンジ)ら同組織中央幹部が治安当局に殺害されたことで組織が大きく弱体化したことを認める声明を発出した(2012年7月)ものの、治安当局関係者、インフラ設備、警察に協力したとされる民間人等を標的としたテロを頻発させている。

インド政府は、2009年6月、CPI-Mをテロ組織に指定した。

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