フロントページ > 国際テロリズム要覧2021 > 注目される国際テロ組織、世界のテロ・ゲリラ組織等の概要及び動向 > ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ・バングラデシュ(HUJI-B)

ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ・バングラデシュ(HUJI-B)
Harakat ul-Jihad-i-Islami/Bangladesh

米国FTO(2008年3月5日)

主な活動地域

バングラデシュ

組織の概要

「ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ・バングラデシュ」(HUJI-B)は,1992年,アフガニスタンで対ソ連戦に参加したバングラデシュ出身戦闘員らが,バングラデシュをイスラム法に基づく国家にすることを目的として設立したイスラム過激組織である。「アルカイダ」及び「タリバン」の影響を受けているとされ,1998年2月,オサマ・ビン・ラディンらによって発出された「ユダヤ・十字軍に対するジハードのための世界イスラム戦線」に,HUJI-B指導者とされる人物が署名したとされる(第Ⅱ部3「アルカイダ」(6)沿革参照)。

主な活動地域は,チッタゴン以南の海岸地域及びミャンマーとの国境地帯であるバングラデシュ南東部とされる。「アルカイダ」のほか,「ラシュカレ・タイバ」(LeT)等のパキスタンのイスラム過激組織との関係を有しているとされる。

2002年1月のインド北東部・西ベンガル州コルカタのアメリカンセンター襲撃事件,2004年5月のバングラデシュ北東部・シルヘトでの英国外交官を標的とした爆弾テロ事件等に関与したとされるほか,2004年8月,「アワミ連盟」(AL)の集会でシェイク・ハシナ党首の演説中に発生した爆弾テロにも関与したとされる。バングラデシュ政府は,2005年,HUJI-Bを非合法化し,最高指導者ムフティ・ハンナンを逮捕(2017年4月に死刑執行)したほか,2019年には,新指導者とされるアティクッラーを逮捕した。同人は過去にオサマ・ビン・ラディンやアイマン・アル・ザワヒリと会談した旨の供述をしているほか,2006年に国外へ逃亡したが,2019年に帰国し,組織再建を図っていたとされる。

このページの先頭へ