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ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ(HUJI)
Harakat-ul Jihad Islami

国連制裁対象(2010年8月6日)

米国FTO(2010年8月6日)

主な活動地域

パキスタン,カシミール地方,インド,バングラデシュ,ミャンマー

組織の概要

「ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ」(HUJI)は,1980年,アフガニスタンでの対ソ連戦を契機として設立され,後年には「タリバン」及び「アルカイダ」と協力関係を築いたデオバンド派過激組織である。勢力は数百人とされる。1993年,HUJIは,同組織の分派が設立したとされる「ハルカトゥル・ムジャヒディン」(HUM)と合併し,「ハルカトゥル・アンサール」(HUA)を設立したが,1997年,HUAの分裂後,再びHUJIの名称が使用されるようになった。「アルカイダ」幹部でHUJI設立者の一人であるカリ・サイフッラー・アフタルが,1985年以降,指導者とされていたが,同人は2017年1月,アフガニスタン南東部で,同国治安部隊との戦闘において死亡した。

HUJIは,これまで,2006年3月の在カラチ米国総領事館自爆テロ,2007年5月のインド南部・テランガナ州ハイデラバードにおけるモスク爆破テロ(「ラシュカレ・タイバ」〈LeT〉との共同作戦),2007年8月のハイデラバード同時爆弾テロ,2007年11月のインド北部・ウッタル・プラデシュ州ヴァラナシ等の三都市同時爆弾テロに関与したとされるほか,2011年9月にインド首都ニューデリーの高等裁判所入口付近で発生した爆弾テロについても犯行を自認している(同テロについては,「インディアン・ムジャヒディン」〈IM〉も犯行を自認)。

1980年代末にバングラデシュ及びミャンマーに拠点を設けたことを契機として設立された「ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ・バングラデシュ」(HUJI-B)は,HUJIの支援を受けつつ,ミャンマーのロヒンギャ族支援を水面下で展開してきたとの指摘がある。

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