フロントページ > 国際テロリズム要覧2021 > 注目される国際テロ組織、世界のテロ・ゲリラ組織等の概要及び動向 > ラシュカレ・タイバ(LeT)

ラシュカレ・タイバ(LeT)
Lashkar-e-Tayyiba(注1)

カシミール地方及びパキスタン東部・パンジャブ州を拠点に活動するスンニ派過激組織。イスラム法によるインド亜大陸の統治を主張。

別称:
①Lashkar-e-Toiba,②Lashkar-i-Taiba,③al Mansoorian,④al Mansooreen,⑤Army of the Pure,⑥Army of the Righteous,⑦Army of the Pure and Righteous,⑧Paasban-e-Kashmir,⑨Paasban-i-Ahle-Hadith,⑩Pasban-e-Kashmir,⑪Pasban-e-Ahle-Hadith,⑫Paasban-e-Ahle-Hadis,⑬Pashan-e-ahle Hadis,⑭Lashkar e Tayyaba,⑮LET,⑯Jamaat-ud-Dawa,⑰JUD,⑱Jama'at al-Dawa,⑲Jamaat ud-Daawa,⑳Jamaatul-Dawah,㉑Jamaat-ul-Dawa,㉒Jama'at-i-Dawat,㉓Jamaiat-ud-Dawa,㉔Jama'at-ud-Da'awah,㉕Jama'at-ud-Da'awa,㉖Jamaati-ud-Dawa,㉗Falah-i-Insaniat Foundation(FIF)

(1) 設立時期

1990年

(2) 活動目的・攻撃対象

ア 活動目的

活動目的は,イスラム法によるインド亜大陸の統治とされ,同目的を達成するため,まずインド管理下のジャム・カシミール州をパキスタンに帰属させ,インド北部に新たなイスラム国家を建設した後,インド南部にもイスラム国家を建設することを目指しているとされる。

イ 攻撃対象

インドを主要な攻撃対象とし,1993年以降,ジャム・カシミール州において,インド軍及び市民を対象とした多数のテロを行っているほか,インド主要都市において政府及び軍施設を中心に攻撃を実行している。また,米国及びイスラエルも敵視しており(注2),2008年11月のムンバイ同時多発テロ事件(注3)では,ユダヤ教施設も攻撃したほか,米国人及びイスラエル人を殺害している。このほか,アフガニスタンでは,駐留外国軍,インド権益等に対する攻撃への関与も指摘されている。

(3) 活動地域

カシミール地方(パキスタン管理下のアザド・ジャム・カシミール及びインド管理下のジャム・カシミール州)やパキスタン東部・パンジャブ州ラホールを中心としたパキスタン全域及びアフガニスタン東部。リクルート活動は,パキスタン全域及びインド全域で展開している模様。

(4) 勢力

数千人程度とされる(2018年9月時点)(注4)。アフガニスタン国内には800人とされる(注5)

(5) 組織・機構

ア 指導者,幹部

(ア) ハフィズ・ムハンマド・サイード(Hafiz Muhammad Saeed)
別名:
ハーフィズ・ムハンマド・サイード(Hafiz Muhammad Sa'id),ハフィズ・モハンマド・サヒブ(Hafiz Mohammad Sahib),タタ・モハンマド・サイド(Tata Mohammad Syeed),ハフィズ・ジー(Hafiz Ji)等

「マルカズ・ダワ・ウル・イルシャド」(布教・教示センター,MDI)(注6)及びその軍事部門とされるLeTの創設者であり,MDIを改称(2002年)した「ジャマート・ウッダワ」(JUD)の(注7)最高指導者。1950年6月5日生まれ。パキスタン・パンジャブ州出身。パキスタン国籍。

パキスタンのラホール工科大学でイスラム学の教鞭(べん)を執っていたが,ソ連のアフガニスタン侵攻を機に,アフガニスタンに入国し,オサマ・ビン・ラディンに大きな影響を与えたパレスチナ人のイスラム学者アブドラ・アッザム(注8)と面識を持ったとされる。

2001年12月,ラホールで記者会見を開き,LeT最高指導者の地位を辞したが,その後も実質的指導者として活動しているとされる(注9)

国連安保理「アルカイダ」及び「タリバン」制裁委員会は,2008年12月,LeT及び「アルカイダ」の活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。パキスタン当局は,ムンバイ同時多発テロ事件(2008年11月)後,同人を自宅に軟禁したが,パキスタン最高裁は,2010年5月,同人が同テロ事件に関与した証拠がないとして,自宅軟禁を解く判決を下した。2017年1月,同人は,再度,JUD関係者数人と共に自宅軟禁に処されたが,その後,同年11月に同処分を解かれた後,2019年7月に財政面でのテロ支援容疑で拘束され,同年12月に起訴,2020年11月に禁固5年が言い渡されるなど,拘束・軟禁及びその解除が繰り返されている。

(イ) ハフィズ・アブドゥル・ラフマン・マッキ(Hafiz Abdul Rahman Makki)
別名:
ハーフィズ・アブドゥッ・ラフマーン・マッキー(Hafiz Abdurrahman Makki),ハフィズ・アブドッラフマン・マッキ等

副指導者。政治部門責任者。1948年頃の生まれ。パキスタン・パンジャブ州出身。ハフィズ・ムハンマド・サイードの義理の兄弟。米国国務省及び財務省によると,同人は,過去,LeTの渉外部門トップを務めたことがあり,同組織の資金集めに関与したとされ,2007年頃には,LeTの訓練施設及びLeTと関係を有するマドラサに資金提供を行ったとされる。2012年4月,米国務省は,マッキの拘束に繋がる情報に最大200万ドルの報奨金を支払うと発表した。2019年5月,パンジャブ州政府は,ヘイトスピーチの疑いで同人を拘束した。息子で前線司令官のオワイドは,2017年11月の戦闘で死亡。

(ウ) ハフィズ・アブドゥル・サラム・ブッタヴィ(Hafiz Abdul Salam Bhuttavi)
別名:
ハフィズ・アブドゥル・サラム・バットヴィ(Hafiz Abdul Salam Bhattvi),ハーフィズ・アブドゥッ・サラーム・ブッタヴィー(Hafiz Abdussalam Bhuttavi)等

LeT共同設立者の一人。1940年生まれ。パキスタン・パンジャブ州出身。同国籍。同人は,少なくとも過去2回,ハフィズ・ムハンマド・サイードが当局に拘束された際に,サイードの最高指導者代理として同組織を指導していたほか,組織における主要なイスラム法学者として,同組織の活動を正当化するファトワ(法学裁定)を発出しているとされる。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2012年3月,LeTの活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

(エ) ザファル・イクバル(Zafar Iqbal)
別名:
ザファル・イクバール(Zafar Iqbal),マリク・ザファル・イクバル・シャフバズ(Malik Zafar Iqbal Shahbaz),マリク・ザファル・イクバール・シャーバーズ,ザファル・イクバル・チャウドリ(Zafar Iqbal Chaudhry),ムハンマド・ザファル・イクバル(Muhammad Zafar Iqbal)等

LeT共同設立者の一人。1953年10月4日生まれ。パキスタン・パンジャブ州出身。同国籍。

同人は,これまでにLeT及びJUDの財務部門や教育部門等の主要ポストを担当したとされ,一時はLeT及びJUDの最高副指導者であったとされる。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2012年3月,LeTの活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

(オ) ザキウル・レフマン・ラクヴィ(Zaki-ur-Rehman Lakhvi)(収監中)
別名:
ザキー・ウッ・ラフマーン・ラフヴィー(Zaki ur-Rahman Lakhvi),アブ・ワヒード・イルシャド・アフマド・アルシャド(Abu Waheed Irshad Ahmad Arshad)

作戦司令官。1960年12月30日生まれ。パキスタン国籍。

パキスタン当局は,2008年12月,ムンバイ同時多発テロ事件に関連して,パキスタン管理下のアザド・ジャム・カシミールで同人を逮捕したが,2015年4月,裁判所の保釈命令を受け,同人を保釈した。保釈後,同人は公然活動を控えていたが,2018年2月には,パンジャブ州で組織運営のための募金活動を主導したとされる。2021年1月,パキスタン治安当局は,ラクヴィをテロ取締法違反の容疑で逮捕した。

同人は,「アルカイダ」関連組織から資金提供を受けるなど,LeTの資金調達活動で重要な役割を果たしたほか,作戦司令官として,チェチェン,ボスニア及びアフガニスタン等での作戦及び訓練を主導したとされる。また,2004年には,イラク駐留米軍に対する攻撃を実行するため,メンバーをイラクに派遣するなどしたとされる。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2008年12月,LeT及び「アルカイダ」の活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

(カ) マフムード・モハンマド・アフメド・バハズィク(Mahmoud Mohammad Ahmed Bahaziq)
別名:
マフムード・ムハンマド・アフマド・バハーズィーク(Mahmud Muhammad Ahmad Bahaziq),アブ・アブドゥル・アジズ(Abu Abdul Aziz),シャイフ・サヒブ(Shaykh Sahib)

財務部門責任者。1943年又は1944年生まれ。インド出身。サウジアラビア国籍。

同人は,1980年代から組織設立のための主要な資金調達係として活動し,2003年には,サウジアラビア等において非政府組織(NGO)やビジネス関係者からの資金調達活動を調整したとされる。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2008年12月,LeT及び「アルカイダ」の活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

(キ) アリフ・カスマニ(Arif Qasmani)
別名:
アーリフ・カスマーニー(Arif Qasmani),ムハンマド・アリフ・カスマニ(Muhammad Arif Qasmani),カスマニ・ババ(Qasmani Baba),ババ・ジー(Baba Ji)

渉外部門責任者。1944年頃の生まれ。パキスタン国籍。

同人は,他の組織との連絡・調整の責任者である。ムンバイ列車同時爆弾テロ事件(2006年7月)等のテロに関与したとされるほか,「アルカイダ」を資金面等で支援したともされる。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2009年6月,LeT及び「アルカイダ」の活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

(ク) モハンメド・ヤフヤ・ムジャヒド(Mohammed Yahya Mujahid)
別名:
ムハンマド・ヤフヤー・ムジャーヒド(Muhammad Yahya Mujahid),モハンマド・ヤフヤ・アジズ(Mohammad Yahya Aziz)

広報部門責任者。1961年3月12日生まれ。パキスタン東部・パンジャブ州ラホール出身。同国籍。

同人は,2001年中頃以前から,LeTの広報を担当していたほか,2017年8月には,JUDが設立した政治団体「ミリ・ムスリム・リーグ」(Milli Muslim League,MML)の決起集会に参加していたとされる(注10)

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2009年6月,LeTの活動に関与したとして,同人を制裁対象に指定した。

イ 組織形態・意思決定機構

LeTは,ハフィズ・ムハンマド・サイード直属の軍事最高司令官及び最高副司令官によって統率され,その下に複数の地域司令官及び副地域司令官が配置されているとされる。地域司令官は,活動地域を地区単位に分担し,各地区を司令官が管轄しているとされる(注11)。なお,国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会がLeTの別称として制裁対象に指定(2008年12月)しているJUDは,ラホール郊外の約200エーカー(約80万9,000平方メートル)の土地に本部を有し,パキスタン国内で,マドラサ,出版社,病院,救急車サービスを提供する団体等の計300以上の組織を運営しているとされる(注12)

(6) 沿革

LeTは,1990年,MDIの軍事部門として設立された。同組織は,インドのジャム・カシミール州において,インド軍に対し,テロを多数実行したほか,2000年12月のレッドフォート(デリー城)襲撃事件や2001年12月のインド国会議事堂襲撃事件等,インド首都圏でのテロを続発させ,地域情勢を緊迫化させた。

こうした状況を受け,米国国務省は,2001年12月,LeTを外国テロ組織(FTO)に指定し,パキスタン政府も,2002年1月,LeTを非合法化した。国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2005年5月,「アルカイダ」,オサマ・ビン・ラディン及び「タリバン」の活動に関与したとして,LeTを制裁対象に指定した。

一方,LeT最高指導者(当時)のハフィズ・ムハンマド・サイードは,2001年12月,LeTがパキスタン政府等による資産凍結の対象となったことを受け,記者会見の場で,最高指導者の地位を辞するとともに,2002年には,MDIをJUDに改称し,以後,「JUDはLeTと関係がなく,いかなる武装活動も行っていない」と主張するようになったものの,国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会は,2008年12月,LeTの別称の一つとして,JUDを制裁対象に指定した。

(7) 最近の主な活動状況

ア 概況

LeTは,2008年11月のムンバイ同時多発テロ事件以降,大規模テロは実行していないものの,インド管理下のジャム・カシミール州において軍,治安当局等を標的としたテロを散発的に実行しているほか,パキスタン管理下のアザド・ジャム・カシミール地方及びアフガニスタンにおいてもテロに関与しているとされる。同国で活動していた国際治安支援部隊(ISAF)は,2010年7月,同国東部・ナンガルハール州で「タリバン」司令官を拘束した際,「同『タリバン』司令官が,LeT戦闘員のナンガルハール州への流入を支援していた」と発表したほか,2014年5月に同国西部・ヘラート州で発生したインド総領事館襲撃事件については,LeTが実行したとされる(注13)。また,2015年7月に武装集団がインド東部・パンジャブ州で警察署を襲撃・占拠した事件への関与も指摘されている。

2016年7月には,「ヒズブル・ムジャヒディン」(HM)のカリスマ的幹部バルハン・ワニが治安部隊との銃撃戦(インド管理下のジャム・カシミール州)で死亡して以降,殺害に抗議する群衆と治安部隊の衝突が頻発する中,ハフィズ・ムハンマド・サイードは,パキスタン首都イスラマバードで,数千人の支持者を前に,同州における武装組織の活動を全面支援していくと演説した(注14)。その後も,2017年6月に同州で発生した警察官に対する襲撃事件等に関し犯行を自認したほか,翌7月に発生したヒンズー教の巡礼者が乗ったバスに対する銃撃事件等への関与が指摘されている。

国連安保理「アルカイダ」等制裁委員会等が,LeTの別称の一つとして指定しているJUDは,2017年8月,政治団体「ミリ・ムスリム・リーグ」(MML)を結成し,MMLは政党組織として活動することを目指す旨を表明したが,米国国務省は,MMLをLeTの別称であるとしてFTOに指定(2018年4月)した(注15)。その後,MMLは,パキスタン下院総選挙(2018年7月)において,候補者を擁立しようとしたものの,選挙管理委員会から政党として認可されなかったため,既存政党である「アッラーホ・アクバル・テフリーク」(Allah-o-Akbar Tehreek,AAT)の所属にして候補者265人を擁立したが,全員落選(得票数は計約17万票)した(注16)

イ 他勢力との連携

LeTは,「タリバン」と関係を有しているとされ,前述のとおり,「タリバン」メンバーがLeT戦闘員のナンガルハール州への流入を支援していたことがISAFによって確認されている。

また,インドで活動する過激組織「インディアン・ムジャヒディン」(IM),「インド学生イスラム運動」(SIMI)等と近い関係にあるとされ,2008年11月のムンバイ同時多発テロ事件は,LeTがIMの支援を受けて実行したとされる(注17)。このほか,インド管理下のジャム・カシミール州を中心に活動するHMとは,LeT司令官の奪還作戦(2018年2月)を共同実施(注18)したとされ,その後,同司令官がHM構成員と共に森林地帯を行軍している映像が配信(注19)された。

ウ 資金獲得活動

LeTは,パキスタン,湾岸諸国,中東諸国及び欧州諸国(特に英国)で, 寄附を募って活動資金を得ているとされる。特にパキスタン国内では,FIF系列組織等,LeTのフロント組織が公然の募金活動による資金調達を展開しているとされる(注20)。また,インド管理下のジャム・カシミール州では,資金調達を目的に銀行を襲撃していたとされる。

エ リクルート活動及び訓練

戦闘で死亡したLeTメンバー900人以上の「伝記」を記したLeT発行の書籍及びパキスタン政府発表の統計に関する研究(注21)によると,LeTは,大半の要員を同国東部・パンジャブ州各地でリクルートしており,リクルートされた者の平均年齢は約17歳とされる。また,2000年以降,若者の家族を通じてリクルートを行う傾向にあり,同年から2004年までの間では,リクルートされた若者の4割以上が家族を通じたリクルートであったとされる。このほか,リクルートされた者の平均学力は,一般的なパキスタン人男性の平均学力より高く,その60%が大学入試合格者であり,LeT戦闘員全体の識字率は95%を超えるとの指摘もある(注22)。近年は,SNSを通じたリクルートを展開しており,インド国内で呼応した若者が拘束される事案が相次いでいる。

LeTは,リクルートした者に対し,主に3段階の訓練プログラムを用意しているとされる(注23)。第1段階は,3週間のプログラムであり,主に「ジハード」及び布教の義務を含む宗教的公理の普及について学び,第2段階も3週間のプログラムで,更なる宗教知識の学習,身体訓練及び初歩的な武器使用方法の学習を実施し,第3段階においては,上述のプログラムを通して選抜された者を対象とする2~3か月間のプログラムにより,身体訓練に加え,ゲリラ戦術,生存技術及び手榴弾やロケット等の様々な武器の使用訓練を実施するとされる。

年月日 主要テロ事件,主要動向
90年  ハフィズ・ムハンマド・サイードが「マルカズ・ダワ・ウル・イルシャド」(布教・教示センター,MDI)の軍事部門として「ラシュカレ・タイバ」(LeT)を設立
00.12.22  インド首都ニューデリーの史跡レッドフォート(デリー城)の軍施設に侵入して銃を乱射し,兵士ら3人が死亡
01.12.13  ニューデリーの国会議事堂に侵入して警備員らに発砲し,警備員8人を含む9人が死亡,警備員13人を含む16人が負傷。同事件には,「ムハンマド軍」(JeM)も関与との指摘
05.10.29  ニューデリー中心部の3か所で連続して爆弾が爆発し,約60人が死亡,200人以上が負傷
06.7.11 ムンバイ列車同時爆弾テロ事件
 インド中部・マハラシュトラ州ムンバイで,夕方のラッシュアワー時に,通勤電車や駅の8か所でほぼ同時に爆弾が爆発し,180人以上が死亡,800人以上が負傷
07.5.17  インド南部・アンドラ・プラデシュ州ハイデラバードのモスク「メッカ・マスジド」で,爆弾が爆発し,16人が死亡,40人が負傷。同事件は,「ハルカトゥル・ジハーディ・イスラミ」(HUJI)との共同作戦とも指摘
08.11.26 ムンバイ同時多発テロ事件
 マハラシュトラ州ムンバイのタージマハル・ホテルを始め,鉄道駅,ユダヤ教施設,レストラン,病院等を襲撃し,邦人1人を含む166人が死亡,邦人1人を含む235人が負傷。同事件では,「インディアン・ムジャヒディン」(IM)がLeTを支援したとも指摘
14.5.23  アフガニスタン西部・ヘラート州に所在するインド総領事館を襲撃したが,死傷者なし
15.7.6  インド北部・パンジャブ州グルダスプルで,武装集団がバスに向けて銃を乱射した後,警察署を襲撃・占拠し,警察官や民間人7人が死亡,15人が負傷
16.6.25  インド管理下のジャム・カシミール州パンポレ近郊で,中央予備警察隊(CRPF)の車列を襲撃し,隊員8人が死亡,同20人が負傷
17.6.16  ジャム・カシミール州アナントナグ地区で,パトロール中の警察官を襲撃し,警察官6人が死亡
18.2.6  ジャム・カシミール州スリナガルで,2014年6月にインド警察に逮捕されたLeT司令官ナヴィード・ジャット(Naveed Jatt)を奪還するため,同人が健康診断のために移送された病院を襲撃し,警察官2人が死亡。LeT及び「ヒズブル・ムジャヒディン」(HM)の共同作戦であるとの指摘
18.6.14  ジャム・カシミール州スリナガルで,カシミール問題の平和解決を訴えるジャーナリスト及び同人の警護要員2人の計3人を射殺
19.8.20~21  ジャム・カシミール州で,治安部隊との銃撃戦が発生し,治安部隊員1人が死亡
19.9.11  ジャム・カシミール州ソポレ地区で,警察との間で銃撃戦が発生し,警察官2人が負傷

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