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ボドランド民族民主戦線(NDFB)
National Democratic Front of Bodoland

主な活動地域

インド(アッサム州)

組織の概要

「ボドランド民族民主戦線」(NDFB)は,1986年にインド北東部・アッサム州西部におけるボド人の独立国家樹立を目的として,ランジャン・ダイマリが設立した武装組織である。設立当初の名称は,「ボド治安部隊」(BSF)であったが,1994年に現在の名称に変更した。治安当局等を攻撃対象としており,「アッサム統一解放戦線」(ULFA)と協力関係にあるとされる。

NDFBは,2005年5月,アッサム州政府及び中央政府との三者による停戦協定に合意したが,同協定をめぐって組織内で対立が深まり,事務局長ゴビンダ・バスマタリ率いる和平派(NDFB-P)とダイマリ率いる反和平派(NDFB-RD又はNDFB-ATF)に分裂したとされる。ダイマリは,2010年5月,バングラデシュで拘束された後,インド当局に引き渡され,2011年7月に一方的停戦を宣言した。しかし,反和平派の軍事司令官I・K・ソングビジトが,2012年11月,新たな分派組織NDFB-IKSを設立したとされる。NDFB-IKSは,2014年,治安当局や市民を標的とするテロを実行し,同年12月には,アッサム州ソニトプル地区等で,アディバシと呼ばれる先住民族少なくとも67人を殺害した。これ以降,NDFBによる目立ったテロ活動が確認されていない中,2020年1月には,NDFBの全分派(NDFB-P,NDFB-RD,NDFB-IKS及びディレンドラ・ボロが率いるNDFB-Progressive)が,アッサム州政府及び中央政府との和平協定に署名し,1,600人以上が投降した。

インド政府は,NDFBをテロ組織に指定している。

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