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ナガランド民族社会主義評議会(NSCN)
National Socialist Council of Nagaland

主な活動地域

インド(ナガランド州),ミャンマー

組織の概要

「ナガランド民族社会主義評議会」(NSCN)は,1980年,ナガ人による独立国家樹立を目的として設立された武装組織である。1988年,インド政府との和平交渉をめぐり,イサク・ムイヴァー派(NSCN-IM)とカプラン派(NSCN-K)に分裂し,さらに,2011年,NSCN-Kからコレ・キトヴィ派(NSCN-KK)が分派した。NSCN-IMは,1990年代中頃からインド政府との対話を開始し,1997年8月に停戦に合意した後,2015年8月,インド政府との和平協定に大枠合意して署名したが,未だ最終合意の締結には至っていない。また,NSCN-KKは,2012年4月,インド政府との停戦に合意し,以後,同合意を更新している。

NSCN-Kはミャンマーに拠点があるとされ,度々ミャンマー軍による掃討を受けていたが,2012年4月,同国政府との停戦に合意した。一方,インド政府との間では,これまで和平交渉の停止と再開を繰り返してきた。2017年6月,インド北東部・マニプール州チャンデル地区で,武装集団が,同国軍の車列を襲撃した事件(兵士18人死亡)に関して犯行声明を発出した。また,同月,NSCN-Kのカプラン議長が病死し,カンゴ・コニャック副議長が議長に昇格したが,2018年8月に同人は規律違反で更迭され,新議長にユン・アウンが就任した。コニャックは,側近と共に組織を離脱し,2019年1月,インド政府との和平交渉を行っている「ナガ民族政治グループ」に合流した。その後も,NSCN-Kでは内紛による組織分裂が続いている。

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