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シパエ・サハバ・パキスタン(SSP)
Sipah-e-Sahaba Pakistan

別称:
ミラテ・イスラミア・パキスタン(MIP) Millat-e-Islamia Pakistan
アフレ・スンナト・ワル・ジャマート(ASWJ) Ahle Sunnat wal Jamaat

主な活動地域

パキスタン(本部はシンド州カラチ)

組織の概要

「シパエ・サハバ・パキスタン」(SSP)は,デオバンド派の政党「イスラム・ウラマー協会」(JUI)から分派した反シーア派のスンニ派過激組織である。現在は「アフレ・スンナト・ワル・ジャマート」(ASWJ)を称しており,指導者はマウラナ・アフメド・ルディアンヴィである。

SSPは,1985年9月,マウラナ・ハク・ナワズ・ジャンヴィ(JUIパンジャブ支部幹部),マウラナ・ズィア・ウル・ラフマン・ファルーキ,マウラナ・イーサール・ウル・ハク・カスミ,マウラナ・アザム・タリクらによってパキスタンをイスラム法に基づくスンニ派イスラム国家にすることを目的として設立され,以降はシーア派への攻撃を頻発させた。

1996年,組織内の強硬派がより過激な「ラシュカレ・ジャンヴィ」(LJ)を設立したが,LJ及びSSPは,依然として密接な関係にあるとみられている。

パキスタン政府は,2002年1月,SSPを非合法化した。SSPは,同措置を受けて,組織名称を「ミラテ・イスラミア・パキスタン」(MIP)に,2008年6月にはASWJに変更したが,いずれも同政府により一時は非合法化されたものの,2018年6月にはASWJは非合法措置を解除された。最近では,2019年,カラチ市内で,SSP関係者2人が射殺される事件が発生した。

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