フロントページ > 国際テロリズム要覧2021 > 注目される国際テロ組織、世界のテロ・ゲリラ組織等の概要及び動向 > ハフィズ・グル・バハドゥル勢力

ハフィズ・グル・バハドゥル勢力
Hafiz Gul Bahadur

主な活動地域

パキスタン(KP州北ワジリスタン地区),アフガニスタン南東部国境沿い

組織の概要

「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」は,連邦直轄部族地域(FATA,現KP州)北ワジリスタン地区を拠点とするハフィズ・グル・バハドゥル(2014年8月死亡)が率いていた「タリバン」支持勢力の一つである。

同勢力は,2007年12月,「パキスタン・タリバン運動」(TTP)設立に参加し,バハドゥルがTTP副指導者に任命されたが,間もなくTTPと距離を置くようになったとされる。その後,2008年6月,同勢力は,TTPを率いるベトゥラ・メスードが影響力を拡大することに危機感を持つ「マウルヴィ・ナジル勢力」と共に連合体「ムカミ・テフリケ・タリバン」(MTT)を結成し,バハドゥルが指導者に,ナジルが副指導者に就いたとされる。

「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」は,組織間の対立を回避してアフガニスタン駐留米軍との戦いに集中することを目的として,TTP,「マウルヴィ・ナジル勢力」等と「ムジャヒディン連合評議会」(2009年2月)及び「シューライェ・ムラカバ」(2012年1月)との名称の連合体をそれぞれ結成したとされる。2014年8月,バハドゥルは死亡し,後任にマウルヴィ・ハリム・カーンが就任したとされる。近年,パキスタン軍は,北ワジリスタン地区のアフガニスタン国境沿いで,空爆やドローン等による掃討作戦で,「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」戦闘員を殺害しているとされる。

このページの先頭へ