フロントページ > 国際テロリズム要覧2021 > 注目される国際テロ組織、世界のテロ・ゲリラ組織等の概要及び動向 > ヒンズー過激諸派

ヒンズー過激諸派

主な活動地域

インド

組織の概要

インドには,同国をヒンズー国家とすることを目指し,他宗教に対して敵対的なヒンズー・ナショナリズムに基づく過激組織が複数存在する。ヒンズー・ナショナリズムは,1980年代に台頭し,1992年12月には,ヒンズー教の聖地である同国北部・ウッタル・プラデシュ州アヨーディアにあるモスクが過激化したヒンズー教徒によって破壊される事件の発生を契機に,ヒンズー教徒とイスラム教徒の間で大規模な暴動が各地で発生し,2,000人以上が死亡したが,その多くはイスラム教徒とされる。近年では,ヒンズー至上主義者が,食肉用として牛肉を扱うイスラム教徒に対して暴力を加える事件も頻発している。

また,キリスト教宣教師の布教活動によってヒンズー教徒がキリスト教へ集団改宗することに不満を募らせたヒンズー過激派によるとされるキリスト教徒襲撃事件も発生しており,1999年1月には,インド東部・オリッサ州ケオンジャル地区で,オーストラリア人キリスト教宣教師及びその息子2人が,ヒンズー過激派に殺害された。

2008年に西部・マハラシュトラ州マレガオンで発生した爆弾テロでは,ヒンズー過激派の関与が指摘された。

このページの先頭へ