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マウルヴィ・ナジル勢力

主な活動地域

パキスタン(KP州南ワジリスタン地区西部),アフガニスタン南東部

組織の概要

「マウルヴィ・ナジル勢力」は,パキスタン北西部・連邦直轄部族地域(FATA,現KP州)南ワジリスタン地区西部を拠点とするマウルヴィ・ナジル(別名ムッラー・ナジル,2013年1月に米軍の空爆で死亡)が率いていた「タリバン」支持勢力の一つである。現在の指導者は,バハワル・カーン(別名サラフッディン・アユービ)とされる。勢力は,3,000~1万人程度とされ,パキスタン北西部・KP州南ワジリスタン地区,アフガニスタン南東部のホースト州,パクティア州及びパクティカ州で治安当局等に対し攻撃を継続しているとされる。

同勢力は,アフガニスタンでの駐留外国軍に対する戦いを重視し,メンバーを同国に送り込んでいたとされ,パキスタン軍との目立った衝突は見られていない。北ワジリスタン地区を拠点とする「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」とは良好な関係にある一方,TTPとは緊張関係にあるとされる。同勢力は,組織間の対立を回避してアフガニスタン駐留米軍との戦いに集中することを目的に,「ハフィズ・グル・バハドゥル勢力」,TTP等と共に,「ムジャヒディン連合評議会」(2009年2月)及び「シューライェ・ムラカバ」(2012年1月)との名称の連合体をそれぞれ結成したとされる。

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