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新赤い旅団・戦闘的共産主義者中核(NBR-NCC,NCC)
Nuòve Brigate Rosse - Núclei Comunisti Combattenti, New Red Brigades-Combatant Communist Nuclei

別称:
新赤い旅団(BR/PCC) New Red Brigades/Communist Combatant Party

主な活動地域

イタリア

組織の概要

「新赤い旅団・戦闘的共産主義者中核」(NBR-NCC)は,1992年に結成された「赤い旅団」(BR)を前身とする極左過激組織である。NBR-NCCの源流は,BR及び1977年に存在が明らかになった過激組織「戦闘的共産主義者中核」(NCC)とされ,収監中の主要BRメンバーが1988年にBRの“解散”を宣言する中,逃走中の元BRメンバーらが,“分裂した革命勢力の再建”を目標に掲げて結成した。勢力は150~200人程度であり,労働分野の改革に携わる政府顧問,「帝国主義ブルジョワ政策を支持している」とみなす政党,労働組合等のほか,「帝国主義戦略」を推進する国内の北大西洋条約機構(NATO)関連施設,米軍基地等を標的に,主として首都ローマのほか,中部・トスカーナ,北部・ヴェネト及び北部・ジェノバで活動してきたとされる。

1993年9月に北部・アビアノ米空軍基地で小火器及び手りゅう弾によるテロを実行したほか,1994年1月にローマのNATO防衛大学で爆弾テロを実行した。また,1999年及び2002年にイタリア労働相顧問を殺害するなどしたが,2003年3月,ローマ・フィレンツェ間を走行中の列車内で,幹部が摘発されたことを受け,活動休止状態になったとされる。その後,2006年6月に中部・ラクイラで開催された主要国首脳会議(G8サミット)を狙ったテロ計画が摘発されるなど,組織の再興を目指す動きが見られたものの,近年,目立ったテロ活動は確認されていない。

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