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イスラム国際旅団(IIB)
Islamic International Brigade

国連制裁対象(2003年3月4日)

主な活動地域

ロシア(チェチェン共和国を始めとする北コーカサス地方)

組織の概要

「イスラム国際旅団」(IIB)は,1998年,ロシアからのチェチェンの独立のほか,同地におけるイスラム法に基づく国家の創設を目的に,サウジアラビア人イブン・アル・ハッタブ(2002年3月死亡)及び「リヤダス・サリヒン偵察破壊大隊」(RSRSB)設立者であるシャミル・バサエフ(2006年7月死亡)が共同で設立したチェチェン人武装組織である。第二次チェチェン紛争に参加したほか,2002年10月にロシア首都モスクワで発生したドブロフカ劇場占拠事件に関与するなど,北コーカサス地方を拠点とする他の独立派勢力と兵力を共有していたとされる。ハッタブは「アルカイダ」とつながりがあり,IIBは,チェチェン人武装勢力を支援する「アルカイダ」系資金の受け皿となったとされる。ハッタブの死後,アブ・アルワリド(サウジアラビア出身,2004年4月死亡),アブ・ハフス・アル・ウルドゥーニ(ヨルダン出身,2006年死亡)が,それぞれ指導者となった。なお,IIBは,ドブロフカ劇場占拠事件後の治安当局の掃討作戦によって壊滅的な打撃を受けており,2003年以降,目立った活動は見られない。

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