記者が行く! 〜公安調査庁編〜


4月号から記者が交代となりました。前任に引き続き,頑張って取材していきますので,よろしくお願いします!
さて,今回取材させていただくのは【公安調査庁】です。新聞やニュース等で目にすることはあるけれど,その実態は・・・??
記 者:公安調査庁ではどのような仕事をしているのですか?
担当者:公安調査庁は,国と国民の安全を守るため,テロ組織など,暴力で自分たちの主張を押し通そうとする団体や,オウム真理教などのように,過去に大量殺人を行い,現在も危険な要素を持つと認められる団体の調査を行い,必要な場合には,活動の制限などの団体規制に関する処分を請求する仕事をしています。
記 者:そういえば,テレビでオウム真理教の施設に公安調査庁の職員が入っていくのを見たことがあります。
担当者:よくご存知ですね。公安調査庁は,オウム真理教に対する調査や関連施設への立入検査などを行って,その活動を明らかにするとともに,調査した結果を同教団関連施設がある地方公共団体に提供するなどしています。
記 者:それは心強いですね。ところで,公安調査庁の収集した情報は,危険な団体の規制のみに使われるのですか。
担当者:公安調査庁は,団体の活動を調査する中で,政府にとって有益な情報を数多く得ています。公安調査庁は,政府の情報機関の集まりである「情報コミュニティ」の一員でもありますから,こうした情報を迅速・的確に分析し,必要に応じて政府関係機関に提供しています。公安調査庁の情報は,政府が我が国の安全や治安にかかわる施策を行うための判断材料としてのみならず,外交関係の諸施策を行うためにも活用されています。
記 者:なるほど,公安調査庁は,日本の安全を守るための縁の下の力持ちとして働いているわけですね。ところで,公安調査庁で働く公安調査官のやりがいとは何でしょうか。
担当者:調査に際しては,各調査官が自ら計画を立て,上司の了解を得て実行しますが,相手のある仕事ですから臨機応変に対応する必要があります。自分の力量が試される緊張感や貴重な情報が得られたときの充実感は公安調査官ならではの醍醐味だと思います。また,公安調査官にとって仕事の成功とは,大事件などを未然に防止し,日本の安全を守ることです。その意味で,成功するほど目立たず,表舞台で脚光を浴びるようなことはありません。しかし,国民の皆さんが平和で安心して暮らすために必要不可欠な仕事であり,政府部内でも大変評価されています。
記 者:これからも国民の安全を守るために頑張ってください!
次回もお楽しみに!
現場から『第62回人権週間」人権啓発活動の実施について』
人権擁護局
高松法務局では,人権擁護委員及び香川県内の人権擁護関係機関と連携して,「第62回人権週間(平成22年12月4日から同月10日)」及びその前後において,各種人権啓発活動を実施しました。
◆特設人権相談窓口の開設
12月4日(土),高松市中心部の商店街内の施設において,人権擁護委員と弁護士による「人権・法律なんでも相談所」を,また,同月6日(月)午前9時から午後9時までの間,「12時間電話人権相談」を実施し,通常の人権相談窓口を拡大して,香川県民の方々のご相談をお受けしました。
◆人権啓発フェスティバルの開催
12月4日(土),小豆島の
また,同月11日(土)には,高松市のサンポートホール高松において,「じんけんフェスタ2010」が開催され,中学生人権作文コンテストの表彰式,人権コンサート,成年後見制度講演会,拉致問題講演会,人権ミュージカルなどの多彩なイベントの開催や,人権擁護委員による「人権しおり・キーホルダーづくり」などの各種体験コーナーなども開設され,県民約7,000人が参加されました。


◆「人権の花」運動を通じての福祉施設との啓発交流事業
12月7日(火),丸亀市立城西小学校の児童が,日頃から大切に育てた「人権の花」をフラワーポットに入れ,近接する養護老人ホームを人権擁護委員とともに訪れ,児童一人一人のメッセージを添えて入所者に手渡し,その後は,児童が企画したゲームや折り紙,合唱などを披露して交流を図りました。
当局では,今後も積極的かつ効果的な人権啓発活動に取り組んで参ります。

