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第15回法整備支援連絡会が開催されました。

1 法整備支援連絡会って何?

法務総合研究所は,法整備支援活動を行う関係者間の情報共有・意見交換の場として,毎年,法整備支援連絡会を開催しています。

今年は,平成26年1月24日(金)に,東京・大阪の2会場をテレビ会議システムで接続し,多くの方々が参加して行われました。

法整備支援連絡会の様子の画像

法整備支援連絡会の様子


2 今回の連絡会の概要

今回の法整備支援連絡会のテーマは「法整備支援の成果と新たな挑戦」です。

これまで,我が国における法整備支援は,1990年代半ばから,東南アジアを中心とする開発途上国を対象に行われ,着実に実績を積み重ねてきました。

具体的には,民法・民事訴訟法といった基本的な法律案の起草を支援したり,法律の担い手となる法曹人材の育成を支援するなど,相手国のニーズに応じた支援活動を実施してきました。

このような中,昨年(平成25年)5月には「法制度整備支援に関する基本方針」が改訂され,日本企業の海外進出を後押しする貿易・投資環境整備等の視点が加えられるなど,より戦略的な支援の在り方を考えることが求められています。

また,昨年(平成25年)11月には,民主化に向けた改革が進められているミャンマーを対象に,新たに法整備支援プロジェクトがスタートするなど,法整備支援関係者にとって,新たな挑戦の時期を迎えているといえます。

このような動きを踏まえ,今回の法整備支援連絡会では,政府機関,大学,日本弁護士連合会,民間企業等の幅広い関係機関が参加し,それぞれの活動状況の報告を行うとともに,今後の法整備支援の在り方について活発な意見交換を行いました。また,会場の参加者も,発表者への質疑応答等を通じて議論に参加し,今年の連絡会も盛況のうちに幕を閉じました。

なお,法整備支援連絡会の詳しいプログラム内容は,法務省ホームページ(国際協力部のページ)に掲載されていますので,御覧ください。


3 法整備支援に興味のある方へ

法整備支援連絡会は,毎年1月頃に開催されています。開催日が近くなると国際協力部のホームページから参加申し込みができますので,興味のある方は,是非アクセスしてみてください(参加費無料)。

(法務総合研究所国際協力部)