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第2節 再犯の防止等に関する施策の成果指標

4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率【指標番号4】
指標番号4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率(1)
指標番号4-1 2年以内再入率(罪名別)の推移
指標番号4-1 2年以内再入率(罪名別)の推移
指標番号4-2 2年以内再入率(特性別)の推移
指標番号4-2 2年以内再入率(特性別)の推移
指標番号4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率(2)
指標番号4-3 少年院出院者の2年以内再入院率の推移
指標番号4-3 少年院出院者の2年以内再入院率の推移

 2018年(平成30年)出所者の2年以内再入率について、主な罪名・特性別で見ると、「傷害・暴行」(16.7%)、「窃盗」(21.8%)、「高齢(65歳以上)」(20.4%)が全体(16.1%)よりも高くなっている。

 また、2018年出所者の2年以内再入率は、2017年(平成29年)出所者と比べて、「覚醒剤取締法違反」(1.3ポイント減)、「窃盗」(1.1ポイント減)、「高齢(65歳以上)」(1.9ポイント減)、「女性」(0.1ポイント減)が低下した一方、「性犯罪」(0.2ポイント増)、「傷害・暴行」(1.3ポイント増)は、上昇している。

 一方、少年院出院者の2年以内再入院率については、「再犯防止に向けた総合対策」(2012年(平成24年)7月20日犯罪対策閣僚会議決定)において、2021年(令和3年)までに8.8%以下にするとの数値目標を設定しているところ、2018年出院者の2年以内再入院者数は210人と、調査の開始(1996年(平成8年))以降、過去最低であったものの、出院者数自体が減少していることもあり、2年以内再入院率は9.7%にとどまっている。