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第2節 再犯の防止等に関する施策の成果指標

3 出所受刑者の2年以内再入者数及び2年以内再入率【指標番号3】
指標番号3 出所受刑者の2年以内再入者数及び2年以内再入率
指標番号3-1 出所後の2年以内再入者数の推移
指標番号3-1 出所後の2年以内再入者数の推移
指標番号3-2-1 出所受刑者の2年以内再入率の推移
指標番号3-2-1 出所受刑者の2年以内再入率の推移
指標番号3-2-2 出所受刑者の2年以内再入率の推移(出所事由別)
指標番号3-2-2 出所受刑者の2年以内再入率の推移(出所事由別)

 出所受刑者の2年以内再入者数は、2008年(平成20年)以降、毎年減少しており、2019年(令和元年)出所者では3,125人と、近年2年以内再入者数が最も多かった2005年(平成17年)出所者(6,519人)と比べて半減している。

 また、出所受刑者の2年以内再入率については、「再犯防止に向けた総合対策」(平成24年7月20日犯罪対策閣僚会議決定)において、2021年(令和3年)までに16%以下にするとの数値目標※1を設定しているところ、2019年出所者では15.7%となって当該目標を達成した。なお、いずれの出所年においても、満期釈放者※2の2年以内再入率は、仮釈放者よりも高く、2019年は23.3%であった。

  1. ※1 「再犯防止に向けた総合対策」における数値目標
    過去5年(2006年(平成18年)から2010年(平成22年))における2年以内再入率の平均値(刑務所については20%、少年院については11%)を基準として、これを2021年(令和3年)までに20%以上減少させるというもの。出所受刑者の2年以内再入率については、2020年(令和2年)出所者について16%以下にすることが数値目標となる。
  2. ※2 本章において、別に付記しない場合には、「満期釈放」は、出所受刑者の出所事由のうち、満期釈放及び一部執行猶予の実刑部分の刑期終了をいい、「満期釈放者」は、満期釈放及び一部執行猶予の実刑部分の刑期終了により刑事施設を出所した者をいう。