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第2節 再犯の防止等に関する施策の成果指標

4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率【指標番号4】
指標番号4 主な罪名(覚醒剤取締法違反、性犯罪(強制性交等・強姦・強制わいせつ)、傷害・暴行、窃盗)・特性(高齢(65歳以上)、女性、少年)別2年以内再入率
指標番号4-1 2年以内再入率(罪名別)の推移
指標番号4-1 2年以内再入率(罪名別)の推移
指標番号4-2 2年以内再入率(特性別)の推移
指標番号4-2 2年以内再入率(特性別)の推移
指標番号4 少年院出院者2年以内再入院率
指標番号4-3 少年院出院者の2年以内再入院率の推移
指標番号4-3 少年院出院者の2年以内再入院率の推移

 2019年(令和元年)出所者の2年以内再入率について、主な罪名・特性別で見ると、「覚醒剤取締法違反」(15.8%)、「窃盗」(21.8%)、「高齢(65歳以上)」(19.9%)が全体(15.7%)よりも高くなっている。

 また、2019年出所者の2年以内再入率は、2018年(平成30年)出所者と比べて、「覚醒剤取締法違反」(0.2ポイント減)、「性犯罪」(2.1ポイント減)、「傷害・暴行」(1.4ポイント減)、「高齢(65歳以上)」(0.5ポイント減)、「女性」(0.4ポイント減)が低下した一方、「窃盗」は前年と同じく21.8%であった。

 一方、少年院出院者の2年以内再入院率については、「再犯防止に向けた総合対策」(平成24年7月20日犯罪対策閣僚会議決定)において、2021年(令和3年)までに8.8%以下にするとの数値目標を設定しているところ、2019年出院者の2年以内再入院者数は208人と、調査の開始(1996年(平成8年))以降、過去最低であったものの、2年以内再入院率はなお10.1%となっている。