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「ムスリム同胞団」
Majallat al-Ikhwanal-Muslimin,Muslim Brotherhood

主な活動地域

シリア

組織の概要

「ムスリム同胞団」は,1940年代,エジプト「ムスリム同胞団」に影響を受けたムスタファ・アル・スィバーイーらがエジプト「ムスリム同胞」のシリア支部として設立したスンニ派政治組織である。最高指導者はモハンマド・リアド・アル・シャクフィーである。シリア人民議会に議席を有した時期もあったが,1963年にシリア・バアス党政権により非合法化された。1976年に「ジハード」を宣言し,様々なイスラム過激組織を結集させてアサド政権に対する武装闘争を繰り広げ,1982年,中部ハマーなどで暴動を引き起こした。この暴動に対し,シリア政府が「ハマー虐殺」と呼ばれる徹底的な弾圧を加えたことから,活動は衰退したとされる。

2012年以降,混迷状態に陥ったシリアにおいて,反体制派の支援を行うなどして,その存在感を高めている。

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