「トゥパク・カタリ・ゲリラ軍」(EGTK)
Ejercito GuerrilleroTupac Katari
主な活動地域
ボリビア(西部,ラパス,オルロ県中心)
組織の概要
「トゥパク・カタリ・ゲリラ軍」(EGTK)は,1980年代に設立され,1991年7月にテロ活動を開始した。勢力は100人以下とされる。インディオ農民を基盤とする地域政治団体「赤い共同体」の傘下で,反米を標ぼうして白人文明や社会システムを打破し,かつてのインディオ共同社会を築こうとするユートピア思想の下,テロ活動を実行した。1992年,メンバーの大半が逮捕されて組織は壊滅状態になったが,2003年から2005年にかけて保釈されたメンバーが反政府運動を展開した。EGTKの元幹部が2005年,ペルー副大統領に就任した後,反政府活動は終息した。