「クキ革命軍」(KRA)
Kuki Revolutionary Army
主な活動地域
インド(アッサム州,マニプール州)
組織の概要
「クキ革命軍」(KRA)は,分離主義武装組織である。アッサム州カルビ・アングロン地区で,領土をめぐり対立するカルビ人への襲撃を実行しているほか,2002年5月のマニプール州ウクルル地区での治安部隊襲撃事件で幹部を自称する者が犯行を自認するなど,治安部隊への襲撃も実行しているとされる。また,「ナガランド民族社会主義評議会イサク・ムイヴァー派」(NSCN-IM)と連携しているとされる。
クキ系分離主義組織には,KRAのほか,マニプール州で活動する「クキ解放軍」(KLA)や「クキ民族戦線」(KNF)などがあり,2003年3月のトウバル地区でのドイツ人援助関係者誘拐事件(同年4月に解放)はKLAが,同年11月インパールでの同州閣僚親族誘拐殺害事件はKNFが,それぞれ関与したとされる。