「ドイツ赤軍派」(RAF)
Rote Armee Fraktion, Red Army Faction
主な活動地域
ドイツ
組織の概要
「ドイツ赤軍派」(RAF)は,1970年に結成された極左過激組織である。独占資本主義及び帝国主義の打倒を掲げた。
西ドイツ・フランクフルトの米軍兵舎に対する爆弾テロ事件(1972年5月,1人死亡),在ドイツ米国大使館銃撃事件(1991年2月)など米国権益を標的としたほか,ドイツ銀行頭取爆殺事件(1989年11月),企業信託管理公社総裁暗殺事件(1991年4月)など経済界の要人へのテロも繰り返したとされる。さらに,連邦検事総長ら3人殺害事件(1977年4月),ルフトハンザ機ハイジャック事件(機長1人殺害,1977年10月)など政府,民間人を問わず攻撃対象としてきたとされる。
1990年代前半以降,同組織の活動は低調となり,1998年4月,解散を宣言したとされる。