「コーカサス首長国」
Caucasus Emirates
国連制裁対象(2011年7月29日)
- 別称 :
- @「イマラート・カフカス」Emarat Kavkaz, A「コーカサス・イスラム首長国」Islamic Caucasus Emirates
主な活動地域
ロシア(北コーカサス地方)
組織の概要
「コーカサス首長国」は,チェチェン共和国を中心とした北コーカサス地方にロシアから独立したイスラム国家の建設を目指す武装組織である。「アルカイダ」と関係があるとされる。
2007年10月,チェチェン人指導者ドク・ウマロフが「コーカサス首長国首長」の名で,北コーカサス全域にシャリーア(イスラム法)を導入する意向の声明を発表した。その後,ウマロフは,2009年11月,モスクワ発サンクトペテルブルク行きの急行列車爆破事件(乗客26人が死亡)について「コーカサス首長国軍司令部司令官」の名で犯行声明を発出したほか,2010年3月,モスクワ中心部の地下鉄での連続自爆テロ事件及び2011年1月のモスクワ・ドモジェドボ空港自爆テロ事件についても犯行声明を発出した。また,2013年7月には,ウマロフがインターネット上に,2014年2月開催のソチ冬季五輪阻止に向けたテロを呼び掛けるビデオ声明を発出した。