なんで裁判員制度ができたかを説明するために、まずは、以前の裁判がどうやって行われてきたのか、そこから説明しよう。
以前の
裁判は、この
絵のように、
法律の
専門家ばかりで
行われていたんじゃ。
でも、専門家ばかりだったことで、かえって多くの人たちから裁判に対して『自分たちに関係ない。』、『何をやっているかわからない。』っていうイメージを持たれてしまっていたんじゃ。みんなもそんなイメージを持っているんじゃないかな?
そういわれれば『裁判』ってなんとなく難しいイメージがあるかもね。
でも裁判って、みんなのための仕組みだし、ほんとうはもっと身近にあるはずのものなんじゃよ。
それに、裁判の結果(「判決」と言うんじゃよ。)だって、みんなに支持してもらえるものでないとな。
だから、国民みんなに裁判に参加してもらって、どんどんみんなの感覚を裁判に入れてもらおう、ということで、裁判員制度ができたんじゃ。
そうすれば、裁判について、みんなに身近に感じてもらえるし、頼りになる仕組みだと思ってもらえるよね。