少年鑑別所で働く職員(鑑別部門(観護))
採用2年目 20代男性
- どんな仕事ですか?
- 少年鑑別所の観護教官として、①少年の更生に向けて手助けをする仕事、②審判(成人でいう「裁判」)の前の少年の面倒をみる仕事、③少年鑑別所で、在所している少年の生活全般について指導や助言を行う仕事をしています。
- 仕事のやりがいと苦労を教えてください。
- やりがいや醍醐味としては、警察から少年鑑別所に来る段階ではいろいろな少年と接することができる点や少年に対して働きかけを行った後、変化が見られる点です。
採用当初は、ルーティーン業務を覚えて慣れるまでに時間がかかりました。細々と決まりごとがある業務が多いし、次々にいろいろなことをやらないといけないのですが、一つのミスが大きなことに繋がるので、すごく神経を遣うところは大変だと感じています。
- 職場の雰囲気はどうですか?
- 私は新卒で法務教官になりましたが、職業人として未熟なところについては、先輩職員が愛情をもって熱心に見てくれるのでありがたいです。
- 仕事で印象に残っていることや、仕事に役立った経験を教えてください。
- 初めて担当した少年については、特に印象に残っています。一緒にキャッチボールをしていたとき、その少年がうまくできなくてグラブを投げつけたことがあって、その場面は一生忘れないと思います。そういうちょっとしたことで、少年の性格が見えると感じました。
私は、ずっと野球を続けてきましたが、職場での人間関係を構築する上で、その経験は生きていると思います。例えば、あいさつやチームワークなどは仕事を行う上でも大切だと思いますし、余裕を持って仕事を行うための「準備」については、今でも特に意識しています。
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