刑務所では、受刑者の改善更生及び円滑な社会復帰のため、矯正処遇として作業や職業訓練、改善指導を実施しますが、これらの企画や釈放後の帰住先の調整等を担当するのが企画部門の職員です。
作業担当の職員は、受刑者が従事する作業や職業訓練の企画や指導、材料や製品の管理等を担当します。
教育担当の職員は、改善指導や教科指導の実施、書籍の内容の検査、受刑者のレクリエーションの実施等を担当します。
分類担当の職員は、入所した受刑者の調査を行い、どのような作業を行わせるのか審査したり、釈放後の帰住先の調整や就職に向けた支援等を担当します。
作業担当職員による職場紹介を見る
受刑者が作った製品を倉庫で在庫管理する仕事であり、矯正展や即売会があれば、他の刑務所との間で製品の移動を調整するとともに、移動の記録を行っています。また、お客様からの依頼も受けたりします。
教育担当職員による職場紹介を見る
教育専門官(法務教官)と協力するなどして、被害者の視点を取り入れた教育のほか、外国人受刑者に対して行う日本語教育に携っています。また、受刑者の余暇時間に放送するテレビ番組や、教養VTRの編集などの放送業務も担当しています。
分類担当職員による職場紹介を見る
入所してきた受刑者について、調査専門官(心理技官)が作成した記録や、自分が面接した内容等をもとに、年間500名弱くらいの受刑者をそれぞれどの工場に配属させるか決める仕事(配役)をしています。
審査保護係は、仮釈放の申出や出所時の帰住先の調整等を行っていますが、私は、受刑者が出所後に仕事を得られるよう、「就労支援」の仕事を担当しています。学校で言えば、進路指導の先生のような仕事です。