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ヒズベ・イスラミ・ヘクマティアル派(HIG)
Hezb-e-Islami Gulbuddin,Hezb-i-Islami Gulbuddin

主な活動地域

アフガニスタン(東部,北東部,中央部など),パキスタン(連邦直轄部族地域〈FATA〉,カイバル・パクトゥンクワ州)

組織の概要

「ヒズベ・イスラミ・ヘクマティアル派」(HIG)は,1976年頃に設立された反政府武装組織で,アフガニスタン国内では,「タリバン」に次ぐ勢力を有するとされる。対ソ連戦当時は,最大の武装勢力として知られていたが,共産主義政権崩壊後の内紛及び「タリバン」の台頭に伴い,勢力を漸減させており,現在の勢力は,1万人程度とされる。最高指導者(代表)は,1992年に樹立された政権で首相を務めたパシュトゥン人のグルブッディーン・ヘクマティアルである。

HIGは,ヘクマティアル代表が1996年以降避難していたイランから2002年にパキスタンに移った後,パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州ペシャワール周辺に潜伏拠点を置き,アフガニスタンからの駐留外国軍の撤退,シャリーアに基づく政権の樹立を主張し,アフガニスタンの首都カブールを始め,北東部や中央部などで,駐留外国軍やアフガニスタン政府を主な標的としたテロを実行してきた。

HIGは,2010年3月以降,代表団をカブールに数回派遣し,アフガニスタン政府及び米国関係者らと和平に関する協議を行い,2016年9月,和平協定の調印に至った。和平の条件であったヘクマティアル代表への制裁解除が実施され,現在,同代表を始め関係者の帰国に向けた環境整備が進められている。

なお,今次和平に先立ち,2005年には,ヘクマティアル代表との関係を断ったと主張するHIGの穏健派勢力が合法政党「ヒズベ・イスラミ」(「ヒズベ・イスラミ・アフガニスタン」〈HIA〉)として承認され,一部が下院議員として活動している。

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