法務総合研究所(ほうむそうごうけんきゅうしょ)は、犯罪(はんざい)がなぜ起(お)こるかなどについて、いろいろなデータを集(あつ)めて研究(けんきゅう)した結果(けっか)を、「犯罪白書(はんざいはくしょ)」という本(ほん)にまとめて発刊(はっかん)しているほか、法務省職員(ほうむしょうしょくいん)への研修(けんしゅう)や、法科大学院(ほうかだいがくいん)への支援(しえん)を行(おこな)っています。 また、法制度(ほうせいど)が十分(じゅうぶん)に整(ととの)っていない国(くに)の法律(ほうりつ)を作(つく)るお手伝(てつだ)いをしたり、世界(せかい)の平和(へいわ)と社会(しゃかい)の発展(はってん)のために世界中(せかいじゅう)の国々(くにぐに)が集(あつ)まってできた機関(きかん)である国際連合(こくさいれんごう)(国連(こくれん))と協力(きょうりょく)して、海外(かいがい)の警察官(けいさつかん)、検察官(けんさつかん)、裁判官(さいばんかん)、刑務所職員(けいむしょしょくいん)や保護観察官(ほごかんさつかん)などに対(たい)して、犯罪(はんざい)のない社会(しゃかい)を作(つく)るための授業(じゅぎょう)(研修(けんしゅう))をするなど、国際的(こくさいてき)な仕事(しごと)もしています。
犯罪(はんざい)の発生(はっせい)から検挙(けんきょ)、裁判(さいばん)、そして、罪(つみ)を犯(おか)した人(ひと)の立(た)ち直(なお)りまでを統計(とうけい)データや資料(しりょう)をもとに解説(かいせつ)したものです。「犯罪白書(はんざいはくしょ)」は、一般(いっぱん)の方(かた)も買(か)うことができ、法務省(ほうむしょう)のホームページにも掲載(けいさい)されています。
どんな犯罪(はんざい)が増(ふ)えているのか、刑務所(けいむしょ)に入(はい)った人(ひと)は、立(た)ち直(なお)りのためにどんなことをしているのかなどを統計(とうけい)データの数字(すうじ)を使(つか)って分(わ)かりやすく書(か)いています。また、毎年重要(まいとしじゅうよう)なテーマを特集(とくしゅう)として選(えら)び、研究(けんきゅう)を行(おこな)っています。法務総合研究所(ほうむそうごうけんきゅうしょ)は、犯罪白書(はんざいはくしょ)を安全(あんぜん)・安心(あんしん)な社会(しゃかい)づくりに役立(やくだ)てていただきたいと考(かんが)えています。
「UNAFEI(ユナフェイ)」は、犯罪(はんざい)をなくす仕事(しごと)をしている人(ひと)のための国際的(こくさいてき)な学校(がっこう)のようなところです。国連(こくれん)と協力(きょうりょく)して、世界中(せかいじゅう)の警察官(けいさつかん)、検察官(けんさつかん)、裁判官(さいばんかん)、刑務所職員(けいむしょしょくいん)や保護観察官(ほごかんさつかん)などを日本(にほん)に招(まね)いて研修(けんしゅう)を行(おこな)い、それぞれの国(くに)で少(すこ)しでも犯罪(はんざい)がなくなるようにお手伝(てつだ)いをしています。
「法制度整備支援(ほうせいどせいびしえん)」とは、開発途上国(かいはつとじょうこく)の法律(ほうりつ)を作(つく)るお手伝(てつだ)いをしたり、その国(くに)の裁判官(さいばんかん)などの法律家(ほうりつか)を育(そだ)てるお手伝(てつだ)いをしたりすることです。 アジア諸国(しょこく)の中(なか)には、法律(ほうりつ)が十分(じゅうぶん)に整備(せいび)されていない国(くに)があり、ベトナム、カンボジア、ラオス、インドネシアなどの国々(くにぐに)に対(たい)して、そのような活動(かつどう)を行(おこな)っており、実際(じっさい)に法務総合研究所(ほうむそうごうけんきゅうしょ)の教官(きょうかん)がそれらの国(くに)に行(い)って、法律(ほうりつ)の専門家(せんもんか)としてさまざまなお手伝(てつだ)いをしています。