衆議院議員の選挙権のある人なら、原則として、だれでもなることができるよ。だから、みんなも将来、裁判員に選
ばれるかもしれないんだ。
そうじゃな、ただ、ちょっとだけ例外があるんじゃ。それは次に挙げる人たちじゃ。
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①欠格事由
- ・義務教育を終了していない人(義務教育を終了した人と同等以上の学識のある人は除く)
- ・禁錮※以上の刑に処せられた人
- ・心身の故障のため裁判員の職務の遂行に著しい支障のある人など
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②就職禁止事由
- ・国会議員、国務大臣、国の行政機関の幹部職員
- ・司法関係者(裁判官、検察官、弁護士など)、警察官
- ・都道府県知事、市区町村長
- ・自衛官 など
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③事件に関する不適格事由
- ・審理する事件の被告人または被害者本人、その親族、同居人など
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④その他の不適格事由
- ・裁判所が不公平な裁判をするおそれがあると認めた人
※…令和7年6月1日から、懲役と禁錮を廃止し、これらに代えて拘禁刑を新たな刑罰として設けます。
へー、そうなんだー。また一つ裁判員制度について詳しくなったよ。おじいちゃん。