平成16年における入管法違反事件について
平成17年3月
法務省入国管理局
1. 平成16年中に,出入国管理及び難民認定法違反により退去強制手続を執った外国人は5万5,351人で,平成15年と比較して9,441人増となった。
2. このうち,平成16年12月2日に施行された改正入管法により開始された出国命令制度の対象者として入国審査官に引き継いだ外国人は918人であった。
3. 国籍別では,中国(台湾,香港・その他を除く。)が1万5,702人で全体の28.4パーセントを占め,最多となった。
4. 不法残留者は4万1,175人で,平成15年と比較して6,909人の増加となった。
5. 不法入国者は1万1,217人で,前年と比較して1,966人の増加となった。そのうち航空機を利用した者は7,848人,船舶を利用した者は3,369人となっており,いずれも前年を上回った。
1 概況【退去強制手続を執った外国人は5万5,351人】
- 平成16年中に,全国の地方入国管理官署が出入国管理及び難民認定法(以下「入管法」という。)違反により退去強制手続を執った外国人は,5万5,351人で,平成15年(4万5,910人)より9,441人増加した。

2 特徴【不法入国者は増加。不法残留者は依然多数】
ア <不法入国者は前年を上回り,航空機及び船舶を利用した不法入国者がともに増加>
- 不法入国者は1万1,217人で,平成15年(9,251人)よりも1,966人増加した。 そのうち航空機を利用した不法入国者は7,848人で,平成15年(6,694人)と比較して17.2パーセントの増加,船舶を利用した不法入国者は3,369人で,平成15年(2,557人)と比較して31.8パーセントの増加となった。

イ <不法残留者は以前多数>
- 不法残留者は4万1,175人で,入管法違反者全体の74.4パーセントと依然として多数を占めている。
ウ <国籍別では中国(台湾,香港・その他を除く。)が最多>
- 中国(台湾,香港・その他を除く。)が1万5,702人と最も多く,平成15年と比較して3,320人増加しており,全体の28.4パーセントを占めている。
