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平成16年に入管法違反により退去強制手続を執った外国人のうち不法就労が認められた者について

平成17年4月
担当:法務省入国管理局

 平成16年中に,出入国管理及び難民認定法違反により5万5,351人の外国人に対して退去強制手続を執ったところ,そのうち不法就労事実が認められた者は4万3,059人で,依然として入管法違反者の多数が不法就労に従事し,就労期間の長期化,不法就労者の定着化が続いている。
 不法就労者は,首都圏を中心に東海道ベルト地帯に居住している一方,全国47都道府県において不法就労事実が確認されるなど地方への浸透が続いている。

不法就労事件

(1 )概況【入管法違反者の約78パーセントが不法就労に従事】〔別表1
 平成16年に入管法違反により退去強制手続を執った外国人5万5,351人のうち,不法就労事実が認められた者は4万3,059人で,入管法違反者全体に占める割合は77.8パーセントと高い割合を示した。

不法就労事件の推移

(2 )特徴【不法就労者の国籍(出身地)は101か国と多国籍化】
 不法就労者の国籍(出身地)数は,近隣アジア諸国を中心に101か国と引き続き多国籍の様相を呈している。
 国籍別では,中国(台湾,香港,その他を除く。)が第1位で,以下,フィリピン,韓国,タイ,インドネシアの順となっており,地域別では,アジア州が91.9パーセントを占めた。
(3 )構成
 ア  性別・年齢別〔別表2
 不法就労者の男女別では,男性が2万5,349人で全体比58.9パーセント,女性が1万7,710人で全体比41.1パーセントとなっており,その差は17.8ポイントとなった。
 年齢別で見ると,20歳代が全体の27.1パーセント,30歳代が42.5パーセントを占めており,依然として働き盛りの年齢層が中心となっている。
 イ  就労期間別〔別表4
 就労期間別で見ると,就労期間が「3年を超える」者が2万593人で,不法就労者全体の47.8パーセントを占め,このうち「5年を超える」者は1万3,718人で,不法就労者全体の31.9パーセントを占めるなど,前年に引き続き就労期間の長期化,不法就労者の定着化が続いており,特に男性についてその傾向が顕著である。
 ウ  稼働場所(都道府県)別〔別表6
 稼働場所(都道府県)別では,東京都の1万6,572人を最多に,関東地区1都6県(東京,埼玉,神奈川,千葉,茨城,群馬,栃木)で不法就労者全体の72.5パーセントを占め,愛知,大阪,静岡,三重,長野の各府県がこれに続くなど,依然として首都圏を中心に東海道ベルト地帯に居住している。その一方で,全国47都道府県において不法就労者の存在が確認されるなど地方への浸透が続いている。
 エ  就労内容別〔別表7
 就労内容別では,男性は,工員が7,402人で最も多く,次いで建設作業者が6,185人となっている。女性は,スナック等で働くホステス等接客が6,368人で最も多く,次いで工員,ウェイトレス等給仕などの順となっている。
 オ  報酬(日額)別〔別表8
 報酬日額(月給,時給等受領した総報酬額を稼働日数で割り,日額に換算したもの)別では,「5千円を超え7千円以下」が1万6,456人と最も多く,次いで「7千円を超え1万円以下」が1万5,424人の順となっている。


別  表  目  次

 1 入管法違反事件の推移
 2 不法就労者数の推移
 3 不法就労者の年齢別構成
 4 不法就労者の就労期間別構成
 5 不法就労者の就労期間別推移
 6 不法就労者の稼働場所別構成
 7 不法就労者の就労内容別構成
 8 不法就労者の報酬(日額)別構成
 9 不法就労者の報酬(日額)別推移

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