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お答えします  法務省の見学について

Q:
法務省ではどのような見学ができるのですか?
A:
法務省では,職員による法務省の歴史や組織などの概要,民事局や刑事局などの各局部課の仕事内容の説明及び質疑応答,美しい赤れんが棟をバックにした写真撮影,赤れんが棟内の法務史料展示室やメッセージギャラリーの見学などを行っています。
Q:
誰でも見学できるのですか?
A:
法務省では,児童・生徒のみなさんが学校の学習活動の一環として法務省の見学を希望する場合に,申込みを受け付けています。
なお,赤れんが棟内の法務史料展示室やメッセージギャラリーについては,土曜日,日曜日,祝日を除いて毎日無料で公開していますから,どなたでもお気軽にご覧いただけます(詳細については,法務省ホームページの法務史料展示室・メッセージギャラリーの見学案内をご覧ください。)。
Q:
見学したいです。どうしたらいいですか?
A:
まずは,法務省大臣官房秘書課広報室宛てに仮予約のお電話をください(法務省代表03-3580-4111(内線2053))。その後,必要事項を記入した申請書を同室宛てにFAXなどで送信していただき,内容を確認した上で本予約となります(申込み方法の詳細,申請書様式,広報室の連絡先等については,法務省ホームページの「きっずるーむ」内の見学案内をご覧ください。)。

記者が行く!
~法務省庁舎について取材してきました!~

皆さん,法務省に行ったことはありますか?現代的な高層ビルと明治時代の面影を残す赤れんが造りの建物が並ぶ霞が関でも最も印象的な場所のひとつでしょう。今回は,そんな法務省の庁舎について,法務省広報担当の方に取材してきました。

記 者:
 よろしくお願いします。早速ですが,法務省の本館である建物について教えてください。
担当者:
 はい,法務省のある中央合同庁舎6号館A棟は,地上21階地下4階からなる日本の行政官庁では最大級の規模の建物で,1990年(平成2年)に完成しました。建物の中は,機能的に北側の「法務ゾーン」と南側の「検察ゾーン」に分かれています。
 ちなみに,中央合同庁舎の6号館B棟は,検察庁及び公正取引委員会として使用されており,中央合同庁舎の6号館C棟は,裁判所として使用されています。
記 者:
 赤れんが棟は,現在はどのように使用されているのですか?
担当者:
 赤れんが棟は,1950年(昭和25年)から中央合同庁舎6号館A棟が完成した1990年(平成2年)まで法務省の本館でしたが,現在は,法務総合研究所,法務図書館,資料展示室やメッセージギャラリーとして使用されています。
 なお,赤れんが棟は,明治政府が招へいしたドイツ人建築家へルマン・エンデとヴィルヘルム・ベックマンの設計により,法務省の前身である司法省の庁舎として,1895年(明治28年)12月に完成したものです。
 その後,1945年(昭和20年)の戦災により,れんが壁を残して焼失したため,1950年(昭和25年)まで復旧工事が行われ,その際,外観や材質が変更されました。しかし,1994年(平成6年)に創建当時の姿に復原され,同年12月27日に国の重要文化財に指定(外観のみ)されました。
記 者:
 歴史的に価値のある建物なんですね。
サンクン広場から見る赤れんが棟

サンクン広場から見る赤れんが棟
(平成25年版法務省パンフレットより)

担当者:
 ええ,法務省のシンボルともいえる歴史的建造物です。
 ところで,現代的な高層ビルの法務省本館と本格的なドイツ・ネオバロック様式の赤れんが棟が調和するようにいろいろな工夫がなされていることはご存知ですか?
 例えば,法務省本館の外壁には,赤れんが棟の色と調和する赤みを帯びたカナダ産御影石が使用されています。
 また,両建物の間にサンクン広場と呼ばれる半地下の広場を設けて,地上にゆったりとした開放的な空間を確保することで,現代的な雰囲気と明治時代の面影が調和した施設となっています。
記 者:
 いろいろな工夫がされているんですね。本日はお忙しいところ,ありがとうございました。